「龍族的后裔」第二十五集

「龍族的后裔」第二十五集『年姓 覇業初成(上)』

呂傒ら朝臣らは城門で二人の公子が帰国するのを待っていた。先に戻って来た方を君主とすると皆で合意したのだ。そして先に戻って来たのは公子・小白だった。

紀元前685年、小白は斉君主として即位する。世に言う斉桓公である。呂傒は引き続き国相(宰相の位)に、小白の補佐役の鮑叔牙は太傅となった。

遅まきながら帰国した公子・糾は弟が既に即位したと知り愕然とする。実は弟の帰国を妨害するために補佐役の管仲が道中で暗殺を図ったのだ。死んだと思っていた小白は実は生きていたとは…。


桓公は鮑叔牙に糾と管仲をどうすべきか相談した。すると鮑叔牙は管仲が非常に優れた才能の持ち主なので襲われた恨みは一旦忘れて彼を赦し国のために働かせるのが上策だと言う。とは言え命を狙われたのだ、桓公はそう簡単に許す気にはなれなかった。

桓公は公孫無知によって陥れられた朝臣らを復帰させ、悔い改め桓公に忠誠を誓った者には戴罪立功を許可した。糾と管仲をどうするのか、処刑すべきとの意見も、命は助けるべきとの意見も出たが、桓公は結論を出さずに朝議を終えてしまった。


糾はまだ斉君主の位をあきらめてはいなかった。国相の呂傒を暗殺しようと謀る。

呂傒はようやく斉国が落ち着いたのをみて封地へ帰ることにした。城門まで見送りに来た桓公に、管仲を用いるようにとアドバイスした。と、その時どこからともなく矢が飛んできた。甲冑を着込んだ桓公がとっさにかばったため呂傒は無傷で済んだ。賊はすぐに捕らえられ、それが糾の手の者であることが判明した。管仲が糾のために陰謀を企んでいるのではないかと桓公は疑るが、呂傒は聡明な管仲がこんな馬鹿な真似はしないし、斉国には必ず彼の才能が必要だと繰り返し説いた。


朝臣の隰朋は呂傒が狙われたと知りやはり管仲を殺すべきだと進言する。桓公は信頼する鮑叔牙に再度相談した。鮑叔牙は言う、もし斉国を並みの国家にするだけなら自分一人で充分だが、斉国を天下に号令をかける大国にさせたいなら管仲の才能は必須であると。

桓公は隰朋に糾と管仲がいる魯国へ行くよう命じる。そして自らの手で兄を殺すのは忍びないので魯国で処刑してもらい、管仲については命を狙われた恨みがあるので必ず自らの出て八つ裂きにしないと気が済まないので生かして引き渡すようにと言付けた。

魯国では施大夫が斉の言う通り糾を処刑するにしても管仲は引き渡さず起用すべきだと説く。だが魯候は母の兄である糾を見捨てることはできなかった。

* * * * * 

補足:

斉襄公…暴君。妹の文姜公主と近親相姦というトンデモ君主。文姜公主の夫である魯桓公を四公子・彭生に命じて暗殺させ、口封じに彭生をも殺した。

公子糾…襄公の弟(前回まで息子だと思ってたら違った)。母は魯国出身。

公子小白…襄公、糾の弟。母は莒国出身。

文姜公主…糾、小白の姉。兄との不祥事のため魯国を追放され故郷でも謹慎を命じられている。

公孫無知…襄公の従兄弟。襄公を暗殺し君主の地位を簒奪するが冷遇した部下によって暗殺された。


何かしらの不適切表現があって当局から差し止められたのかな、この25集は削除されてる。

このあらすじはネットで拾って来た(のを翻訳した)ので微妙にニュアンスは違うかも。

画像は26集より。なんと前話からキャストが引き継がれているようだ。この管仲役・蒋一銘のお芝居がすんごくイイなぁと思ってたからまた出番があるのは嬉しい。(映像が見れたらもっと嬉しかった…。)

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