「龍族的后裔」第二十六集

「龍族的后裔」第二十六集『年姓 覇業初成(下)』

管仲は糾が勝手に呂傒を襲ったと知り激怒する。これでは桓公が許すわけがない。だが糾はかつて管仲が親友である鮑叔牙と「共に良き君主を補佐し国を盛り上げていこう」と誓ったことを持ち出し、弟の暗殺もわざと失敗したのだろうと突きつけた。糾がそんな風に考えていたとは…信頼を裏切られ管仲は愕然とする。


糾は魯国で処刑されその首が箱に入れられ隰朋に渡された。管仲は手枷足枷首枷をつけられ押送される。と、隰朋は鮑叔牙から預かってきた黒いくさびの首飾りを手渡した。それをじっと見た管仲は空を仰ぎ大きなため息をついた。隰朋はニヤリとして車に乗るよう促す。

実は糾は殺されていなかった。身代わりが殺されその頭が箱に収められていたのだった。魯国の施大夫は周天子に助けを求めるよう糾を送り出す。

魯候が桓公の言う通り管仲を引き渡してしまったと知り、桓公が彼を処刑すると言いながら起用するつもりだと魯候に告げる。魯候は不安になり管仲を取り戻そうと後を追わせた。

魯国兵が隰朋の一行を襲う。管仲は奴らの狙いが自分であるから自分を置いてさっさと逃げろと叫ぶが、隰朋は任務を放棄することはできないと彼を守り山の中へと逃げ込む。魯兵が追ってくる。だがそこへ新たな兵の一団が現れた。その先頭に姿を現したのは鮑叔牙であった。魯兵はしぶしぶ撤退していった。鮑叔牙は管仲に駆け寄りすぐに枷を外させた。管仲を生きて斉国に取り戻すためのこの策は桓公と鮑叔牙が立てたもので隰朋には知らされていなかったが、隰朋も鮑叔牙からくさびの首飾りを託された時に勘付いており鮑叔牙が国境まで早く迎えに来れるよう報せを出していたのだった。


斉国へ帰った母・文姜公主が病で寝込んでいるとの報せを受けた魯候。慌てて駆け付けるが、その彼を斉兵が取り囲む。そしてやってきたのは桓公だ。桓公は糾の首が偽物であった事実を突きつけ国境の兵を引かせるよう逼った。

弟・桓公の容赦ないやり方に文姜公主は心を痛めるが、桓公は本当の所は 兄・糾を殺したいわけではなく、静かに隠遁生活をしてくれればと思っているのだった。その糾は道中で斉国兵に見つかり捕らえられた。


管仲は助けてくれた鮑叔牙に感謝するが、しかしライバルである桓公に仕えることはできないとため息をつく。だが鮑叔牙は誰々に仕えるということではなく斉国のために、昔のように二人また手を取り合って斉国を盛り立てて行こうと説く。あのくさびの首飾りは彼らが昔一緒に商売をしていた頃のものだったのだ。

管仲は剣を捧げ桓公の前に跪く(※大罪を犯したのでこの剣で首を斬って下さいという意味)。だが桓公はその剣を投げ捨て管仲の手をとり助け起こし、その場で彼を宰相に任じた。

桓公は君主が二代続けて殺されるという悪い流れを断ち切るために姓を年に変えると宣言する。年は尊敬する叔父・夷仲年から取ったものだ。

* * * * *

夷仲年は公孫無知の父親。

えらくややこしい家庭だったんだな斉桓公って。偉大な覇者みたいなイメージあるけどこの人死に方も悲惨だし、やっぱり春秋時代は激烈な時代だ。

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