(この間が思いっきりカットされているようで、後に出て来る回想シーンから察するに、寧弈は郭俊扮する安王に、協力を要請に来た赫連錚の使者を殺して金獅を乗っ取れというようなことを唆したようだ。)
郭俊が安王に、晋思羽が侍衛になりすまして楚王を迎えるが楚王はひと目で晋思羽が安王だと見抜いていた。
顧衍は魏王が彭沛を重用しており魏王に面会するためにはまず彭沛を通すような状況になっていると皇帝に報告する。また辛子硯も楚王が落馬し足を痛めたというのは単なる事故ではなく陰謀が隠されている可能性があると進言したため皇帝は姚揚宇に兵を与え護衛の増援に向かわせた。
金羽衛は既に半分を割いて嫁入り行列の護衛につけているのでさらに増援に行かせることはできない。顧衍は楚王の身を案じるが、辛子硯は魏王を牽制するために寧昇を利用しようと言う。
寧弈は改めて晋思羽に赫連錚を裏切って自分に協力しろと持ち掛ける。そうすれば見返りとしてあなたが大悦国王となれるよう協力しよう、と。晋思羽は衛兵を呼び取り囲ませるが、寧弈はもし自分が五日以内に戻らなければ麾下の千の兵が迎えに来ることになっていると逼る。
金獅国では劉牡丹のまだ幼い息子・赫連図を新王とし、王の弟・赫連烈が執政となり朝廷を牛耳っていた。帰国した赫連錚は父の遺書を朝臣らに見せる。確かにこれは先王さまの筆跡だ…朝臣らはどよめく。赫連烈は病床の先王が自分に赫連図を新王とするよう言付けたのだと主張するが赫連錚は赫連烈が王位簒奪を図ったと突きつける。劉牡丹は陰謀を疑うならひと月の間に先王の病死の真相を明かして見せよと言う。
寧弈は寧澄に金獅国の内情を探らせる。劉家と司家は金獅国の二大名家だったが、司家当主・司憲は先王によって投獄され、嫡男の司隠淪は強姦罪で入墨の刑に処されたという。だが司隠淪の罪は彼の元婚約者で劉家の娘・劉梅朶の陰謀ではないかと寧澄は言う。劉梅朶は劉牡丹の妹だ、何かある…寧弈は司隠淪の元を訪ねる。
司隠淪は赫連烈を倒すためなら喜んで協力するが、その代わり寧弈の力で投獄されている父を助けてくれと言う。
宮殿へ入った鳳知微は、劉牡丹の妹の劉梅朶が赫連錚の事を好きだと知る。鳳知微は赫連錚に彼女が劉牡丹らに対抗する一手となり得ると告げる。
寧弈は牢獄の司憲を見舞いに行く。随伴する司家従者が密かに丸薬を灯火に投じる。丸薬が溶け出し麻酔効果の煙が立ち込める…そして司憲には差し入れの酒だといって解毒薬を飲ませた。あらかじめ薬を飲んでいる司家従者が牢の扉を開け司憲を逃がす。それを確認し寧弈は倒れた。
顧南衣から、寧弈が牢獄へ行った際に毒を嗅がされ倒れたと聞かされた鳳知微は心配するが、顧南衣と赫連錚は用心深い彼がそう簡単に罠などにかけられるはずがない、おそらく自作自演だと推測する。司憲を脱獄させるためだったようだが一体何が狙いなのか…。鳳知微は顧南衣に司憲の娘・司隠楽(この時点ですでに面識があるようだ)に探りを入れるよう命じる。
劉梅朶から会いたいと言われ赫連錚はしぶしぶ会いに行く。嬉々とする劉梅朶に赫連錚は父王の死について何か知っているだろうと追及するが、劉梅朶は真相を知りたかったら抱きしめてと逼る。赫連錚は鳳知微を裏切るような真似は絶対にできないと突きつけ去っていった。
魏王は父帝が大切にして肌身離さず持っている香箱に着目し、隙を見て香箱を持ち去りその香料を割り出そうと試みる。若く美しい香料師・月冷に香箱を与え、この香料の処方を探し当てよと命じる。
皇帝は香箱を失ってからイライラしだし、香箱を見つけられなければ宮廷中の従者を皆殺しにせよとまで言い出した。驚いた魏王は自分も協力して見つけ出すからと彼らの酌量を願い出る。
父が香箱ひとつにあれほど取り乱すのは何故なのか、魏王は趙淵に尋ねる。趙淵はあの香箱自体はそんな珍しいものではないが、その中身が大切なのだと言う。あの香料はかつて大悦の巫女が用いたもの。その巫女の一族は滅亡したため今や全く同じ香料を処方できる人間はこの世にいないのだ。すると魏王は香料について詳しい女を知っていると提じる。
月冷はほぼ同じような香料を作り出すことに成功した。魏王はこの香料を利用して父の寵愛を手に入れろと命じる。
劉梅朶は嫉妬に燃え鳳知微を殺してほしいと赫連烈に訴える。彼の元にはあの魏王が書いた偽の聖旨が届いていた。楚王を亡き者とするようにと。だが赫連烈はこれが天盛皇帝の仕組んだ罠で実のところは赫連錚を手助けするつもりではないかと疑っていた。楚王と鳳知微を二人とも殺す、それも手だ。劉梅朶はただし赫連烈には一切手を出さないと約束してほしいと言う。もし彼を傷つけたならあなたが先王を暗殺したことをばらしてやる、と…。赫連烈は鳳知微を殺したとて赫連錚の気持ちが戻って来るわけではないと苦笑しつつも、彼に楚王と鳳知微の殺害の罪を着せ、お前と共に国外逃亡するよう計らおうと答える。
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満を持して登場の袁弘!
ところがどっこいめちゃ端役!?まじか。沈暁海同様にゲスト扱いなのか?
物語がすっ飛ばし過ぎでよくわからん。本来はもっとじっくりと進めていくはずだろうに…。
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