パゴダは村の奥の研究所へ呂云鵬を連れてきた。外見は普通の家屋だったが中は意外としっかりとした研究設備が整えられていた。パゴダは研究チーフの阿傑に云鵬が研究に役立つ知識をくれるだろうと紹介する。
その日から云鵬はその研究所で働き始めたが、隣のラボから凄い悲鳴が聞こえてぎょっとする。下働きの男から、あれは新製品の実験をしている声だと教えられた。 新製品とは…楚門会が新たな"商品"として開発している"スカイ2"と呼ぶクスリだった。パゴダは自分が緬川を離れていた一か月もの間に研究が全く進展していないことを知り阿傑に怒りをぶつける。そしてすぐに云鵬にやらせろと命じた。
云鵬は隣のラボに呼ばれる。そこには手足を拘束されて激しく痙攣する男が。スカイ2の人体実験が行われているのだった。パゴダはこの新製品がどうにも思っていた効果が出ないその原因がわからないかとその液体を見せる。云鵬は色や臭いをチェックした後試薬を入れて反応を見た後言った「こりゃ犬のションベン以下だな。」阿傑はムッとするが、云鵬はクスリの純度が低すぎて効果が上がらないのをメトカチノンやニメタゼパムといった薬物を添加して補おうとしたんだろうとずばり言い当てた。お前の作ったのはクスリではなく単なる毒だ。こんなものを人間に投与するとは…!云鵬が激高するのをパゴダがなだめ、この研究をすべてお前に任せると言った。
呉新河は呂夢瑶と李玫に手料理をふるまう。そして急遽緬川へ出張することになったと告げる。がっかりする呂夢瑶に李玫は男性はお仕事が第一だからと、私達に気にせず行ってきてと言う。新河は緬川の特産品として有名な翡翠を夢瑶に買ってこようと笑い、ふと思いついたように、どうせなら一緒に来て自分で好きな翡翠を選んだらどうだろうと持ち掛けた。
クスリの純度を上げるのは容易な事ではない。云鵬が失敗作をすぐゴミ箱に棄てるのを見て阿傑は目を吊り上げる。原料もタダではないのに実際使って見もせず捨てるなんて!しかし云鵬は逆にこんな失敗作をいちいち人間に投与して村人全員廃人にする気かと叱る。
数日後進展を見に来たパゴダは原料のことは気にせず、しかしなるべく早くやってくれと激励する。その後彼の手下がやってきて云鵬は席を外すが、彼らの会話から楚門会は会長不在の中パゴタの派閥と敏登という人物の派閥に分かれて争っているということがわかった。敏登は楚門会を乗っ取るべく明山でパゴタに暗殺者を仕向けたり、政府に拘留されている楚天南の周囲に多くの手下を潜り込ませているようだ。さらに楚天南の娘が帰国するという噂があり、パゴダは一刻も早く彼女に会おうとしているようだ。
結局李玫も娘の説得に押し切られて呉新河は夢瑶母子を連れて緬川へ。用意された超豪華スイートルームに夢瑶は歓声を挙げる。新河は先に仕事を片づけて来るからと笑顔で去っていった。
敏登も楚莹が帰国するという噂を聞きつけ、彼女が来る前にパゴダを殺せと部下に命じる。敏登は片っ端からパゴダの手下を殺し居場所を探させた。敏登の強引なやり方にパゴダは苛立ちを隠せない、どうにかして会長に会わなければ…すると云鵬が俺の徐麗ならできると言う。彼女は弁護士として各方面に顔が効く、徐麗に連絡させてくれたら弁護士として会長に接見できるよう計らってみよう、と。しかしパゴダは中国警察の関心を引くような動きはするなと却下し、勝手な行動は許さないのが楚門会の掟だと改めて警告する。
タイ・バンコク。楚莹は"豪叔"こと邹豪に会いに来た。豪叔の隣には、敏腕弁護士として潜入した徐麗こと江伊楠の姿があった…。
パゴダが出掛けて行ったのを確認した云鵬はその夜こっそり彼の家に入る。そして彼の携帯電話で伊楠に掛けるが、彼女は丁度楚莹との接待テニス中。さらにパゴダが女連れで帰って来た。云鵬は咄嗟にクローゼットに隠れる。パゴダは女らと寝室へ入って行った。
伊楠がテニスを終えてスマホを見ると知らない番号からの着信履歴が。不審に思いながらもリダイヤルする。
パゴダの携帯電話が鳴るが彼は寝室で女らと遊んでおり気づかない。今クローゼットから出て電話を取るべきか否か…云鵬は選択を迫られる。
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すっごい引き!ああー怖い怖い先が観たくないような観たいようなって 良い引きだわー。
そして満を持して楚天南の娘登場!期待大!!
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