「猟毒人」第二十六集

「お前はいろんな奴を殺ってきたそうだが、サツを殺ったこともあるそうだな、緬川に潜入してた捜査官を。」

サソリは呂云鵬の目をじっと見て「そうだ。」とうなづく。そして次の瞬間銃を突きつけた。「こんな時間がたってるということはユーレイは魏海に捕まったな。」その言葉にはっとして立ち上がったドラゴンをサソリは射殺する。そして銃口を再び呂云鵬に向ける。「呂云鵬、お芝居は終わりだ。魏海、ご協力ありがとよ!!」盗聴しているのを見透かすかのようにサソリは大声を上げる。魏海らはすぐさまクラブへ突入する。だが個室にサソリと云鵬の姿はなかった。裏口から逃走したようだ、すぐに後を追う。


云鵬に銃を突きつけサソリは彼を連行しながら話す。呂云飛を殺ったのは俺じゃない、楚門会の楚天南だ。たとえ俺が殺らなくても誰かが殺っていた。云鵬は隙をついてサソリにつかみかかりペン型注射を突き刺そうとする。取っ組み合いになりペンを落とすがサソリの手から銃が離れる。云鵬はなおもつかみかかる。サソリは云鵬を投げ落とし蹴りつけそして首を締め上げる。そこへ魏海が駆け付け銃を撃ち放す。サソリは云鵬を放し逃げ出した。

地下駐車場から走り出てきて車に乗ろうとしたサソリ、その胸を銃弾が貫通した。サソリはゆっくりと倒れる。魏海が銃撃の方向を見るとそこには"パゴダ"と呼ばれる楚門会幹部の姿が。魏海はすぐに周辺を封鎖し奴を捕まえるよう指令を出す。

ふらふらになって追いかけてきた云鵬の目の前には血を流して死んでいるサソリの姿があった。これで云飛の、暁峰の、趙毅の仇は討った、後のことは私達警察に任せて、濱江へ帰りましょうと江伊楠は声をかける。


呉新河の元にサソリが死んだとの報せが。まったく使えない男だった、苦々しく呟く新河に、彼の手下はしかしユーレイを消せたのは収獲だったと言う。楚門会の販路を大きく絶つことができたわけだから。


パゴダは捕らえたが殺人容疑とはいっても証拠が残ってない。自白を取れなければ拘束は最長30日間しかない。喬立偉は魏海は三日以内に何か方法を考えろと押し付ける。魏海はパゴダを取り調べるが知らない分からないを繰り返すばかりだ。


呂云飛を殺れと命じたのは楚天南だ…ユーレイやサソリが言ったその言葉が呂云鵬の脳裏から離れない。楚天南は呂云飛だけでなくその家族をも手にかけようとした…楚天南がいる限り夢瑶は一生暗殺者に怯えて暮らさなければならないのではないか?

翌朝云鵬が夢瑶たちのマンションを訪れると相変わらず陳童らが彼女らを保護するため車で張っていた。サソリはもう死んだのにご苦労様だなと声を掛けるが、陳童からサソリを射殺したのが魏海ではなく"パゴダ"と呼ばれる人物だと知る。


云鵬は魏海の元に乗り込み、サソリを殺ったのが楚門会副会長のパゴダだと何故隠していたと詰め寄る。楚天南が夢瑶たちを狙ってくるならこのまま濱江には帰れないと。魏海はすでにパゴダは捕らえており、楚天南も緬川の警察に捕まっていると教える。だが証拠不十分で起訴猶予になりそうだ。呂云飛が何か握っていたかもしれないのだが…。

云鵬は渡した伝票の謎は解けたのかと問うが、魏海はまだ何も解明されていないと答える。今まで使用したどの暗号にも当てはまらない数列らしい。

 * * * * * 

サソリと云鵬の争いのシーン凄いな、スタントマン使ってないことない?まぁこんなタフな化学者おらんて思うけども。

物語は丁度半分ってとこで新たなステージへ。

Chaoyang's Ownd

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