「猟毒人」第二十五集

そうだあの時云飛は娘のためにバレエの公演のチケットを、息子のために新しいカメラをお土産に買ってきたのだ。喜んだ暁峰はさっそく家族の写真を撮ろうと言い出し、みんなで撮った…その時の写真だ。李玫は思い出し、そして正気を取り戻した。暁峰が死んだという事実から逃げ出したがどこを探しても暁峰はもういないのだ。


李玫が正気を取り戻したとの報せに濱江の麻薬取締局副局長の林琪がやって来た。そして李玫と呂夢瑶の前で、呂云飛が実は潜入捜査員で殉職したという事実を知らせる。呂云鵬と江伊楠も李玫に会いに。李玫は事実を受け止め、義弟にも濱江へ帰ろうと促す。云鵬はもう一日だけ待ってくれと答える。


翌日、それはユーレイとの本取引の日だった。魏海は約束の場所に早くから警察を張りこませ待機していた。だが直前になってユーレイから場所を変えると呂云鵬に報せが。魏海はユーレイの電話の電波から場所を逆探知することに成功、それはいつものクラブだった。


サソリはブツをこのクラブに隠していたとユーレイに言い案内する。ユーレイはニヤリと笑い、ふとスマホを取り出すとさりげなく操作する…。

その頃ホテルに待機していたパゴダは連絡を受けチェロケースを片手に出発する。やってきたのはとあるビルの屋上。そしておもむろにチェロケースを開け、中から軍用ライフルを取り出す…。


魏海らの車がクラブに到着し手際よく準備を進めていく…その様子を呉新河が駐車場の車の中から見ていた。

呂云鵬らの車は途中で接触事故を起こし足止めを食らっていた。先導していたドラゴンはいらつくが警察も来ておりどうしようもない。やっと示談が成立し解放される。が、実はこれも準備のための時間稼ぎの芝居なのだった。

クラブに到着しドラゴンに案内されユーレイとサソリの待つ部屋へ。云鵬はカネの入ったアタッシュケースを渡す。これはほんの一部だ、ブツを確認できたら全て支払おう。そう言う云鵬にユーレイはニヤリとして部下に命じる。目の前のテーブルがひっくり返され、その天板にびっしりとクスリの入った袋が貼りつけられていた。江伊楠は車に積んでるカネを運ぶので手伝ってくれと言うとユーレイが自ら運ぶと言い伊楠と共に部屋を出る。


駐車場へ数人の手下と共にやってきたユーレイ。伊楠が車のトランクを開け積んであったアタッシュケースを指し示す。手下らがケースを開けると確かに現金が。その時、伊楠はトランクに隠していた銃をユーレイに突きつけた!「動くな!!」と同時に四方八方から警察が現れユーレイらを拘束した。

監視カメラでそれを確認した警察署内では計画成功だと拍手が起こる。すぐに魏海にも連絡が行く。だが呂云鵬が出てこない。何をやっているんだ…。


ポケットの中にはボールペンに見せかけた毒注射を忍ばせている。呂云鵬はサソリに襲い掛かるタイミングを見計らっていた。だがサソリはじっとこちらを観察しており動けない。と、サソリは飲もうといってすぐ隣に座った。さっきからあんたはポケットの中に何を入れてるんだとサソリは聞く。云鵬はポケットから手を出すとボールペンを見せた。そのボールペンを弄びながらサソリに訊く「お前はいろんな奴を殺ってきたそうだが、サツを殺ったこともあるそうだな、緬川に潜入してた捜査官を。」

サソリは云鵬の目をじっと見て「そうだ。」とうなづく。

 * * * * * 

 いやちょっと待て、ユーレイそんな簡単に捕まらんといてー。

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000