「猟毒人」第二十一集

趙毅が向かったのはもちろん、クスリを買っているいつもの廃ビルだ。売人から急ぎクスリを買いすぐに吸おうとする彼の前に阿龍が現れた…。

趙毅は工場跡へと連れてこられた。サソリや阿龍らが取り囲む。王鵬のボスは誰なんだと詰問するが趙毅は王鵬が自分のボスでそれより上はいないと答える。阿龍は趙毅を押さえつけその指を落とそうと斧を振り上げると、趙毅は魏海だと訴えた。魏海は数年前広東へ潜入捜査に行った時に李東と会いひそかに手を組んだ、その時から魏海は警察として売人らを捕まえつつ裏では"商売"していたのだと趙毅は話す。だが阿龍は嘘を言うなと殴りつける。どれだけ痛めつけても趙毅はこれが自分の知ってる全てだと言う。阿龍はクスリを取り出し彼の目の前にちらつかせる。これが欲しいだろう、本当の事を言え…。


趙毅が逃亡し消息を絶ったと聞いて呂云鵬と江伊楠も急いで魏海の元へ。趙毅は売人からクスリを買った後数人の男に連れ去られたのが目撃されている。おそらくユーレイの手に落ちたのだろう。

そのユーレイから電話が。手始めの取引は満足したので本取引をしようじゃないかというユーレイに、云鵬は趙毅を拉致しておいてよくもそんな話ができるなとなじる。ユーレイは拉致なんてとんでもない、うちの部下の集まりにご招待しただけだと笑う。心配しなくてもすぐ帰って来るだろうよ、と。そして「魏海によろしく」と言って電話は切れてしまった。


阿龍にユーレイから奴を解放しろと連絡が。阿龍はあとは任せたとクスリをサソリに渡すと帰っていった。

サソリはゆっくり近づくと趙毅に囁くように言った「王鵬の正体は呂云鵬だろう?奴の実の兄貴の呂云飛は麻薬捜査官で、俺が殺ったんだ。奴は俺への復讐のために明山へ来たんだろう。それより呂云飛が奴に送った小包の事をお前は何か知らないか?」…サソリは銃を手にする。趙毅は一吸いだけでいいから先にクスリを吸わせてくれと懇願する。サソリはクスリの袋を渡す。趙毅はクスリを取り出し焙ろうとするが手が震えてなかなか火がつかない。サソリが自分のライターに火を点けて差し出す。その瞬間、趙毅はサソリの銃を持つ手につかみかかる。二人はもみ合いになるが趙毅はサソリの銃から手を離さない。

そこへユーレイが阿龍にかけた電話の電波を追って拉致された場所を突き止めた趙毅らが駆け付けた。四発の銃声が立て続けに鳴る。警察隊が突入するがそこには腹部を撃たれてぐったりした趙毅しかいない。助け起こす呂云鵬に趙毅は真実は何も喋らなかったと、そしてサソリが云鵬が呂云飛の実弟であることに気づいており小包のことを聞かれたと告げて事切れた。


サソリは電話の相手に趙毅が死んだことを告げる。そして呂云飛の小包の手掛かりは得られなかった事と、ユーレイも警察も、自分とユーレイが組んでいると考えていることは間違いないと…。


趙毅の死に呆然とする呂云鵬の元に魏海がやってくる。趙毅は立派な最期だったと、クスリ中毒で死んだり売人同士の争いに巻き込まれて死ぬよりかはよっぽど良い人生だったと慰めるが云鵬は怒ってつかみかかる。魏海は悲しんでいるだけでは事件は解決しないし我々警察は常に事件解決のために前へ進んでいかなければならないのだと言う。弟分の阿強が殺された時も立ち止まらなかった、彼らのような犠牲者に報いるためにも事件を解決せねばならないのだ…。魏海はお前は警察ではないのだから事件を追い続ける必要はないと言うが、呂云鵬は大丈夫だと言って魏海の差し出した手を握る。

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本当にすぐ死んだ…セオリー過ぎるやろw

趙毅は心が弱いからこそ共感を呼ぶよなぁ。いいキャラだった。

Chaoyang's Ownd

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