「猟毒人」第十八集

呂夢瑶は突然父の友人だと言って現れた林琪が自分の監視役に違いないと踏み、自由に動ける今のうちにと呉新河に協力してもらい母を連れ出し病院を出る。向かうのは、父がいるという緬川だ…。


呂云鵬は病院に運ばれしばらくは安静にしているよう医師に言われる。江伊楠が付き添い、あなたがこうやってベッドに縛り付けられてれば私は安心できるわと微笑む。云鵬はトイレくらいは自由に行かせろと言うが伊楠は医師の言葉を盾に許さない。と伊楠のスマホにメッセージが入る。


呂夢瑶が母を連れ呉新河と共に明山行きの飛行機に乗った…その報せに伊楠は急ぎ病院の前に迎えに来た魏海の車に乗り込む。濱江の趙局長から、呂夢瑶に父の真相を知らせることに決定したと電話があった。

空港で公安局に足止めされていた夢瑶らの元に伊楠が到着。伊楠は夢瑶を呂云飛が使っていたマンションへと連れてきた。そして云飛が緬川へ行き、犠牲になったと告げる。

「…犠牲って?何言ってるの意味わかんない」夢瑶は顔をこわばらせる。呂云飛が商社マンに見せかけた潜入捜査員であったこと、そして任務に失敗し殺されたことを伊楠は告げる。うそだ…パパを、パパを返して…震える夢瑶を伊楠は抱きしめる。

伊楠は自身が警察官だと言うことは伏せた上で、呂云鵬が兄の仕事を継いで明山で仕事をしているのだと説明する。叔父への誤解を解き、そして自身の身の安全のためにも濱江でおとなしく待っていて欲しいと言う。

夢瑶は今回のことも前回明山へ来たのも全て自分が決めて勝手にしたことで、呉新河には何の罪もないと訴える。

ふらふらと李玫がやってきた。彼女は「彼に会わせて。」と言う。伊楠も夢瑶も押し黙る。だが彼女は続けて言った「呂云鵬に会わせて。」


一方、魏海は呉新河に任意同行を求める。署のデスクで茶をふるまい、しかしこれは取り調べだと前置きする。お前が呂夢瑶のような少女をかどわかし明山まで連れてきた、その目的は何だ?だが新河は冷静に反論する、彼女は少女ではなくもう立派な成人だ、明山へ来たのは彼女の意志であってわたしが連れてきたのではない。

新河に出された熱い茶が冷める前に彼の弁護士が署に到着。随分と手回しがいい…疑る魏海に、新河は父の会社は全国展開してるのでねと答え、弁護士らと共に去っていった。


江伊楠は呂夢瑶と李玫を呂云鵬が入院している病院へと連れて来る。病室のドアを開けると、ベッドの傍らには阿龍がいた…!伊楠は凍り付く。阿龍は王鵬の事を叔父さんと呼ぶこの少女は何者かと問う。云鵬は義兄弟の娘だと言い繕う。咄嗟に夢瑶も「アタシがこの人の何だろうとアンタには関係ないでしょ」と柄悪く言い放つ。と、李玫は云鵬を見てあんた誰だと言い出した…ウチの主人と義兄弟だなんて聞いてないよ、いつそんなことになったんだい!?夢瑶は必死に母をなだめるが阿龍は含み笑いをして去っていった。李玫は云鵬を義弟だと理解できず、この王とかいう奴が私のベッドを占領しているとわめきだした…。

夢瑶はさっきの男が父を殺した組織と関わりがあるのかと問い、自分も叔父と同じく復讐と、父の果たせなかった任務を手伝いたいと言い出す。云鵬は夢瑶の手に果物ナイフを握らせ、本当に覚悟があるなら俺を刺せとまだ治っていない肩の傷口を指し示す。夢瑶にはもちろんそんなことはできなかった。涙を流し、母を連れて部屋を出ていく。


江伊楠は阿龍が呂云鵬の病室に現れたこと、そして呂夢瑶らと鉢合わせしてしまったことを魏海に報告する。呉新河の方はどうだったのか問うと、魏海はとりあえず怪しい所はなかったので解放したが、彼の電話を張っていると答える。

 * * * * * 

 ぼちぼち呉新河が正体を現していくのかしら。

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