ユーレイは手下の阿龍に王鵬の身辺を探らせていたが、趙毅が接触している写真を見て目を光らせる。こいつは問題だぞ…。
呂云鵬と江伊楠が車で移動中、突然一台の車が行く手を遮り、降りてきた男らが銃を向ける。
拘束され連れてこられたのはどこかのライブハウスだった。目の前のニヤついている男がユーレイだと名乗る。
云鵬らの異常事態に魏海らはすぐに現場付近にかけつけ待機、盗聴器から聞こえる会話に聞き入る。
ユーレイは二人の拘束を解き、親し気に明山に商売に来てくれて歓迎するなどと話す。「ところでお前達の本当のボスは誰なんだ?」
伊楠はボスは忙しいので明山での商売は王鵬に一任されているのだと答える。ユーレイはニヤニヤして云鵬の手を握ると、手にしていた果物ナイフで肩を刺した!「お前らサツと繋がってんだろ。」そして趙毅と魏海の部下が写っている写真を突きつける。
云鵬は肩を押さえながら、確かにボスは警察だと吐く…盗聴器で聞いていた魏海はうなだれる。だが云鵬は言葉を続ける、この王鵬という偽の身分、警察ならすぐに正体がわかるはずだがなぜ放っておく?それは我々のボスが明山警察のさる高官だからだ。取引したがってるのはそいつだ。
ユーレイは仮にそんな警察高官がいたとしてお前のような奴を選ぶ理由がないと笑うが、云鵬は自分がクスリの成分に詳しく粗雑品から純度の高いクスリを精製できる"厨子(コックさん。麻薬製造人の隠語)"でもあるからだと言う。厨子だと?ユーレイは笑いそして拳銃を云鵬に突きつける。だが云鵬はひるむことなく、自分を殺したらボスに宣戦布告することになると突きつける。どうだ、やってみるか、撃ってみろよ!
「バーン!!」ユーレイは笑って銃を下ろす。たいした度胸だ、信じよう、と。
云鵬はユーレイとの接触を試みることがボスの指令であり、今後どうするかはボスが決めることだと言う。そしてもう一つ聞かなければならない事があると続ける。「金三角に一匹のサツが紛れ込んでいただろう、そいつを殺れと指示したのは誰だ?」
せっかくこのまま無事出てこれるチャンスだったのにあいつは何訊いてるんだ!魏海は舌打ちする。
ユーレイは云鵬の顔をまじまじと見て、この業界の掟は知ってるだろうと返す。それがお前の商売に何の関係があるんだ?と。伊楠もユーレイの言う通りだと言って早く帰ろうと促す。云鵬は肩を押さえながらふらふらと出ていく・・・と見せかけて振り返り果物ナイフを奪うとユーレイの首に押し当てた!「お前ら動くな!!」
すぐに手下らが伊楠の頭に拳銃を突きつけるがユーレイは云鵬に押さえつけられナイフの刃が当たって既に首から血が少し滲んでいる。手下らは動けない。
「サツを殺ったのは誰だ!?これは取引だ、命を捨ててまで手放せない話なのか?」凄む云鵬にユーレイはサソリが殺ったと答える。云鵬はさらにナイフを食い込ませる。誰が殺れと命じた!?
「…金三角の、楚天南だ。」
云鵬はユーレイから手を離した。
ユーレイの怪我を見てサソリは奴を見くびっていたと謝罪する。取引を続けるのかと聞くサソリにユーレイは笑う。今更あの王鵬と取引しても意味がない、奴のボス、警察の中にいるさる高官殿と直接話をつけようじゃないか…。ユーレイはすぐに阿龍に明山警察を調べさせる。
呂夢瑶が江伊楠と連絡を絶ってしまったため、濱江の麻薬取締局副局長である林琪が病院を訪れ、自分は呂云飛の友人で何でも相談してほしいと夢瑶に連絡先を渡す。
* * * * *
はぁぁ難しッ。前半20分を理解するのに2時間かかった…。
それにしてもユーレイめちゃイイなぁ。濃ゆいわぁ。ハマるわぁ。
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