「三国機密」第四十九集

曹丕は山に王越の剣を埋める。もう俺は剣を手に取らない、剣士として名を馳せるのではない、俺は帝王となって歴史に名を残す!だからお前の剣術は不要だ…。


曹仁は重罪を犯したが今までの功績を鑑みて降格処分とする、また曹操を魏公に封じ鄴城を治めるように、と言い渡された。皆が跪いてお達しを聞く中、孔融と伏完だけは立ったままで反対する。だが劉平は聖旨を渡し、曹操は平然としてそれを受け取った。


伏完は改めて劉平に面会し、曹操を魏公にすればますます勢力を増やし手に負えなくなると説くが、劉平は命令は撤回しないと言い、伏完に早まって彼に手を出さないようにと忠告する。もし曹操を襲う様なことをすればそれは漢皇室に背くことになる、と。その言葉に伏完は愕然とする。

この皇帝にはもう任せておけない…伏完は独自に人を集め曹操を鄴城へ出発する前に暗殺しようと計画する。


司馬懿は伏完がひそかに城門の衛士に自分の手下を紛れ込ませていることを掴み曹丕に報せる。すぐに父に知らせようという曹丕に司馬懿は、まず楊修に教えろと言う。

楊修はすぐに警戒するようにと曹植に報せたが、彼が陛下に報せなければと言い出したため殴って気絶させ、急ぎ曹操に報せに行った。

目を覚ました曹植は馬に乗って宮殿の門衛の制止も振り切って進入し陛下の前に参内した。伏完が兵を集めていることを知った楊修はきっと父に告げるに違いない、そうなれば陛下や皇后さまに父の怒りが及ぶに違いないと。


伏完の潜ませた衛兵は満寵の兵に取り囲まれ全員殺された。

皇后はすぐに実家へと向かう。その後を劉平も追う。伏府には後ろ向きに座る伏完の姿と、そして傍らには司馬懿が立っていた。皇后がおそるおそる父に近づくと、その胸には深々と剣がささっており伏完は既に息絶えていた。後からかけつけた劉平はその光景に愕然とする。そして司馬懿につかみかかるが、司馬懿は伏完を放っておけば許都で壮絶な殺し合いが起こっただろう、それを未然に防いだのにつべこべ言われる筋合いはないと言い切った。そこへ悠然と曹操が入って来た。司馬懿によくやったと言い、反乱を企んだ伏完の娘である皇后は冷宮送りだと告げて去って行った。


曹植は規則に反して馬で乗りこんだ罰として50の棒叩きに処された。期待し可愛がっていた息子がすっかり皇室の虜になっていたという事実を見せつけられ曹操は憤慨する。曹植がなおも陛下を擁護する発言をしたため曹操は息子を足蹴にする。

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いよいよこっから司馬懿ラスボス化か。でも歴史から考えると劉平敗けちゃうなぁ。最後どうまとめるのかな。

Chaoyang's Ownd

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