「三国機密」第四十集

曹植から指揮を一任された劉平は対策を練るが、軍馬も装備も皆曹操が持って行ったためろくに残されていない。日がたつごとに城外の胡軍の軍勢は増えていく。郭嘉の死は隠されていたが彼が何日も姿を見せないことで兵の間にも不安が広がってきた。曹植はやはり自分が囮となって打って出るのでその隙に劉平が父の元へ行って救援を要請してほしいと申し出る。劉平はそれはできないと言うが曹植の意志は固い。明日出撃するので救援要請に行くかは陛下にお任せするといって出て行った。


曹節は剣を磨く。兄はあれでいて頑固な性質だ。陛下が反対しても出撃するだろう。もし兄に何かあれば自分が曹操の娘として盧竜城を守る…。その様子を見た皇后はある仕事を手伝ってほしいと声をかける。


皇帝皇后両陛下の危機だというのに兵一人すら動かせない、荀彧は頭を抱える。そこへ潘揚が司馬懿を連れてやって来た。足の怪我で歩けなかったのではなかったのか?睨みつける荀彧に司馬懿は兵符を渡す。もちろん偽物だ。これを使うなど重大な軍令違反だと言う荀彧に司馬懿は今が漢皇室の危機、曹操曹家の危機、そして国土国民の危機であり、後で責められることはないと断言する。

今から各地に号令をかけて許都に集ってからでは間に合わない、今ある兵を率い、盧竜に最も近い鄴城の兵と合流しよう。崔琰がすぐに手紙を書こうと買って出る。だが許都には兵を率いて行ける将軍が残っていない。司馬懿は自分が行くと言い出した。しかし荀彧は戦歴もない書生に任せるわけにはいかないと二の足を踏む。そこへ賈詡がやってきて、これからの時代を担っていく若者を行かせてやれと支持するのだった。


翌朝劉平が目覚めると皇后が皇帝の衣装を差し出す。昨晩曹節と徹夜で作ったのだと言う。劉平は兵達の前に出て皇帝であることを明かし、盧竜の民を守るため最後まで戦うと檄を飛ばす。

明日中に援軍が来なければ間に合わないだろう…その晩、劉平は皇后と二人だけの結婚式を挙げる。 

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すごくがんばって盛り上げようとしてるのはわかるけど、負けるわけないじゃん主人公が。どうせ危機一髪で助かるんだから。

Chaoyang's Ownd

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