曹丕が陣営に戻って来た。母の卞夫人が曹丕が王越に攫われたと知って心配して都からやって来ていた。曹丕は母に会うと、兄を謀殺したのかと問い詰める。卞夫人は全てあなたのためにやったことだと言うが、曹丕はあの事件のせいで、兄が自分を守るために犠牲になったことで父があの日以来自分に冷たくなったのだと突きつける。と、突然曹操がやって来た。曹丕は勝手に都を出た事で叱られると身を縮めるが、父は曹丕が陛下を救ったことは大きな功だと褒めるのだった。
唐瑛は郭嘉の薬のおかげで良くなってきている。劉平は唐王妃は戦で亡くなったことにすると曹操と合意したので彼女がよくなればいつでも連れて帰れると無邪気に話すが、司馬懿は怒って殴りつける。お前はいつ曹操と手を組むことにしたんだ!奴は袁紹よりもずっとずっと手強い相手だ、漢皇室がなくなってもいいのか!?
しかし劉平は河北には皇室を支持する勢力がまだ多く残っており、曹操に飲まれることはないと断言する。ありえないと司馬懿。口論になり、司馬懿は今後一切お前の手助けはしないと決別を宣言する。
唐瑛がようやく意識を取り戻し司馬懿はその日のうちに曹操陣営を後にした。
鄴城に入城した曹操は先一年間税を取らないとし百姓らを安心させる。曹操は陛下が自ら河北へ来て袁紹の土地で人の心を集め味方にしてくれたからこそ我々の勝利につながったと話す。(※結局は郭嘉の掌で踊らされていただけだと仄めかしている。)
袁紹やその息子は逃亡し女子供は鄴城に残されたままだった。曹操の前に連れてこられた彼女らの中には甄宓の姿もあった。甄宓は魏文と名乗ったあの若者が実は曹操の息子だったと知り驚愕する。そして彼に求婚されたと曹操に申し出る。それがもし嘘ならこんな酷い辱めはないと訴える。曹操は我が息子が出鱈目を言う事はないと言い曹丕に彼女を娶るよう命じる。
* * * * *
後日譚みたいな回でした。いや別にどうでもいいしってエピソード多すぎ…。
0コメント