「三国機密」第三十一集

曹丕が目を覚ますとそこはすでに戦場ではなく山の中の河辺であった。すぐ近くに王越がおり曹丕は身構える。なぜ殺さなかった?その問いの答として王越はお前に自分の剣術を授けたいと言う。心に強い恨みがなければ会得できない王氏剣法の伝承者にしたいと。


烏巣へ向かう劉平は任紅昌の馬車に会った。そして蜚先生が死亡し郭嘉も毒で意識不明であることを知る。劉平は冷寿光に教わった処方で郭嘉を救い、唐瑛を解毒してもらおうと提案する。司馬懿は郭嘉を助けることに猛反対するが、確かに他に方法はない、仕方なく共に曹操陣営へと戻ることに。

郭嘉は普段から持病のために薬を飲んでおり毒との相互作用がでているようだと劉平は診断する。冷寿光に教わった処方は郭嘉が飲んでいる薬の効果を打ち消して体への負担を軽くするもの。効果があるに違いない。だが曹操は陛下の処方が本当に薬であるかどうか信用できない、実は郭嘉を殺す気ではないかと疑う。劉平は唐瑛も毒に当たっていることを話し、郭嘉に解毒してもらいたいのだと説明する。そしてもし唐瑛が助かったら、王妃は戦場で死んだことにして彼女を解放してやってほしいと申し出る。郭嘉の命と唐瑛の命を互いに賭けているということだ。曹操はその取引に応じる。

劉平の薬で郭嘉は目を覚ました。陛下が自分を助けたことに驚くが、唐瑛の治療のためと知って納得し、病み上がりの体をおして彼女を診る。唐瑛の毒は郭嘉が昔飲まされたものとよく似ていた。今解毒できる方法は一つ、毒に対する薬を長年飲み続けている者の血を用いること、すなわち郭嘉自身の血を使うことだ。郭嘉は腕を斬り碗三杯分の血を摂る。これを薬に混ぜて飲ませるようにと示す。


曹操の勝利の宴に司馬懿も招待されたが唐瑛の事が心配で心ここにあらずだ。曹操軍は鄴城を制し審配・審栄親子が連行されて来た。曹操は帰順を促すが審配が断ったため二人に斬首を命じる。だが司馬懿は審栄は殺さない方がいいと提言した。親の葬儀をあげ墓を守ることは子の務め。曹操が審栄に子の務めを果たさせるために生かしたとあらば世間は司空が誠に恩情深い方だと考えるであろうから。曹操はニヤリとして審配だけを斬首するようにと命じた。

曹操は司馬懿に自分に仕えないかと提じる。司馬懿はそれが命令なら断らないが、勧誘であれば、自分は故郷へ帰るつもりだと言う。曹操は名を挙げるなら今がチャンスだと説くが、司馬懿は既に曹操の傍らには郭嘉という天才がいるのに自分に何ができましょうかと答える。曹操は郭嘉と才能を比べるとは大した自信だと笑い、強制はしないと言って司馬懿の肩を叩いて出て行った。

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曹操もイケメンじゃのう。 郭嘉がキャラブレとる。満寵もだけど好敵手という看板下げた途端キャラが変わってしまうってアカンよ。せこいわ。

Chaoyang's Ownd

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