劉平は崔琰の協力で兵に扮して脱出するつもりだったが、唐瑛が毒を飲まされており袁紹が持つ解毒剤がなければいずれ毒がまわってしまうと知り脱出を断念する。
楊修は張綉と共に兵を率い山中に待機している。そこへ司馬懿が曹丕を捕らえ連行してきた。曹丕は殺す前に宛城の変の真相を教えてくれと張綉を睨みつける。張綉は宛城の変は魏蚊という者の発案だったと答える。曹操を狙ったように見えて実は曹丕の兄・曹昂を殺すのが目的だったのだと。
兄を殺して得する者がいただろうか、袁紹か?釈然としない曹丕に、楊修はニヤリとして言う、曹昂は文武に優れた若者で間違いなく曹操の後継者だった、だが曹昂の死で母の丁夫人は曹操と決別した。後継者は卞夫人の三人の子、曹丕、曹彰、曹植から選ぶこととなった…魏蚊は、卞夫人の手先だ!!
母が自分を後継者にするために兄を殺した…残酷な事実を突きつけられ曹丕は愕然とする。が、司馬懿は突然曹丕の縄を切りすぐに陛下を救いに行けと彼を逃がした。
烏巣から火の手が上がるのが見えた。袁紹は曹操がまんまと罠にかかったと知り戦の勝利を確信する。これで天下はまとまるので劉平ら漢皇家には静かな場所でのんびり過ごしてもらい、政治はすべて自分が引き受けると暗に隠居を逼る。と、本当の糧食庫のある陽武からも火の手が上がるのが見えた。嵌められたと知った袁紹は王越に劉平らを殺せと命じるが、そこへ曹丕が現れ王越と対峙する。
曹操軍は袁紹の本陣を襲い、司馬懿は唐瑛を救い出す。"唐王妃"は戦乱で亡くなったことにして、新しい人生を二人で幸せに暮らそうと司馬懿は彼女を抱き寄せ唐瑛も心からの笑顔を浮かべる。そして二人は口づけを交わすが、唐瑛はそのまま意識を失ってしまった…。
そこへ皇后が駆け付ける。唐瑛が袁紹の毒を飲まされていること、毒を作った蜚先生がいる烏巣へ劉平が向かった事を司馬懿に告げる。
蜚先生に呼び出され烏巣に来ていた任紅昌は袁紹の敗けを知り騙したのかと怒りをぶつける。だが蜚先生は自分の目的が曹操を殺す事ではなく郭嘉を殺す事だと明かした。任紅昌を呼んだのも郭嘉をおびき寄せるため…。
そして火に包まれる烏巣に、やはり郭嘉は現れた。蜚先生は取り押さえられる。郭嘉は任紅昌を前に、このまま帰れと言う。子供たちの世話を続けてやってくれと。だが蜚先生が嗤う、女の前で随分と格好つけたことを言うのだな、華丹の事を忘れたのか、と。その名に郭嘉は目を見開く。彼らの師匠・華陀の娘・華丹。郭嘉が彼女を強姦して逃げたことで華丹は自殺し怒った華陀によって弟子らは皆廃人にされ破門された。任紅昌の前で過去をばらされた郭嘉は蜚先生の胸を刺す。血が飛び散り郭嘉の顔にもかかった。蜚先生はお前の敗けだと嗤う、わしは五年かけて毒を飲んでいた、この時のために…!毒薬を飲み続けた蜚先生の血はそのものが毒となっていたのだ。駆け寄った任紅昌の腕の中で郭嘉は崩れ落ちる。
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いやちょっとこれは爆笑もの。郭嘉をこの期に及んでカッコ良く見せようと演出してるけどいやだいぶカッコ悪いから。この人イケメンなだけに大根芝居が際立ってアカンすぎやわー。
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