董承は官渡に押送される。その護衛兵に扮した劉平と皇后・伏寿。道中で袁紹の配下が押送隊を襲撃する。そこまでは予定通りだったが劉平は護衛の中に曹丕の姿を見つける。失神した所にとどめをさされそうになっている彼を間一髪助けた。
董承は檻から解放されるが急に血を吹いて倒れた。毒を盛られていたようだ。劉平は衣帯紹見せてこれは郭嘉の陰謀であり仲間割れを狙ったものだと説く。劉平らはひとまず捕らえられ連行された。
劉平は自分が皇帝から直々に命を受けた使者だと言う。袁紹の配下は劉平に目隠ししてある場所へと連れていく。そこは薄暗い洞窟で、董承の遺体が横たえられていた。傍らの覆面の人物はこれが郭嘉が半月前に仕込んだ毒に違いないと断言する。(注:牢中の董承を見舞い酒を差し入れるシーンがある。)彼は袁紹の軍師の蜚先生。郭嘉の兄弟子であり、郭嘉のせいで顔に大きな傷を受けることとなり彼を強く憎んでいた。劉平は自分の正体は楊俊の息子・楊平で、陛下の命で袁紹と協力するため派遣されたのだと説明する。
曹丕は気が付くと伏寿と二人、牢に入れられている。陛下はと訊くと、連れていかれたと。ただしここに陛下はおらず陛下の使者だと念押しされた。伏寿は曹丕が郭嘉の指示で護衛隊に混じっていたのかと詰問する。曹丕は首を振り、自分の意志で、あなたを守るためにやってきたのだと答える。
袁紹が鄴城に兵を集めていると知り司馬懿は単身鄴城へ。鄴城を治める審配の息子・審栄に近づき、自分は郭嘉のスパイに狙われているので自分を餌にして城内のスパイを一網打尽にして功を建ててはと持ち掛ける。単純な審栄は司馬懿の言う通りにして城の酒場に潜伏していたスパイらを一網打尽にした、その際に矢を受けて怪我し、それを見た司馬懿が毒がぬってあると脅した上で薬丹を飲ませたので審栄は司馬懿を命の恩人と崇める。首尾よく懐に入り込めたと思われたが、審配は司馬懿が曹操のスパイに違いないと息子の反対を押し切って捕らえる。
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話が若干トンデモな方向に転がってるんですが大丈夫?そういう作品なの?
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