「三国機密」第十二集

満寵は陛下の前で、曹丕が無事だったのは何者かが小石を投げたからであり、その技は徐福に違いないと楊修に突きつけるが、楊修は平然として自分の配下が曹丕を救うことができてよかったと言う。そこへ卞夫人が厳しい顔つきでやって来た。卞夫人は満寵を弾劾すると指さす。彼は陛下や臣下らの護衛の責任者であるにも関わらず、大怪我を負った曹丕の心配をするどころか小石のせいで助かっただのと言う、王越が侵入しまっすぐ曹丕の元へ向かってこれたのはお前が裏で糸を引いていたに違いない!と。怒り沸騰している卞夫人に劉平は荀彧に助けを求める。荀彧はひとまず満寵の職務を停止し、曹司空が帰還するのを待って審議しようと提案し卞夫人も納得して引き下がる。

許都衛から荷物を片付け始める満寵を曹仁は引き留め、孫将軍を殺したのは王越ではないと告げる。幾度も戦場で戦って来た自分には解る、致命傷となった胸の傷は素人の手によるものだ。あの場に生き残っていたのは唐王妃と司馬懿。司馬懿…奴の行動はどこか引っかかる。楊修らと繋がっているはずだ。


機転が利き皇后に絶対的忠誠を誓う若い宦官・冷寿光のおかげで、祭事での事件で「病弱だった陛下が飛んで来る薪を回し蹴りで払った」ことや「手際よく曹丕の手当を始めた」ことも誤魔化せたが、あの満寵だけは騙し通せないだろう、お前は本当にお人よしが過ぎると皇后は言うが、劉平は自分が皇帝として戻って来たのは人を救いたいからだと答える。冷酷非情な兄が武帝ならば僕は文帝のように、兄とは違う自分のやり方でこの国を、天下を救いたいのだ、と。皇后は寝具を整えながら、落ち着いたら曹操の娘でも誰でもいいから早く妃を娶り子を作りなさいと言うのだった。


ついに郭嘉が帰って来た。満寵は待ちきれず城門まで迎えに行ってこれまでの事件について話す。満寵が必死に真剣に説明しているのに郭嘉は酒を飲み美女を抱いてへらへら笑うばかり。だが彼については朝廷の大臣らが皆口を揃えて言うのだ、「郭嘉(の推理)は絶対に間違わない」と。

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あっやばい、賈将軍役のこの人めちゃイイ。お芝居がめちゃ好み。やはりベテランの芝居は良いのう良いのう。

Chaoyang's Ownd

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