怒りの陛下を荀彧はなだめようとするが逆に「曹司空は私をどうするつもりだ?」と凄まれ首を縮める。皇后が劉平の手を摂りとにかく可哀想な董妃の葬儀をしようと提案する。劉平はならば葬儀をここ司空府にて執り行えと命じた。
朝堂の外では、実兄の仇人である張綉を睨みつける曹丕・曹節兄妹の姿があった。
荀彧は今回の事件で董妃が亡くなってしまったことについては満寵を責めるが、しかしまさかの張綉を味方に引き入れる策は見事だったと褒める。満寵は実は全て曹操と共に遠征に出向いている郭嘉からの指示だったと明かす。郭嘉は出発前からクーデターが起こることを予想して全て手配済みだったというのだ。
劉平は自分に何の力もなく誰も救うことができず、かえって周囲の人々が殺されていく原因となっているという事実を突きつけられうなだれる。皇后もさすがに、不運であっただけで間違ってはいなかったと励ます。今必要なのは過去を振り返り悔やむことより、これからを考える事。そう言って皇后は劉平に口づけする。だがその時劉平ははたと気づいた、自分の正体を知っているのは皇后、唐王妃、楊彪親子と父・楊俊…董承は!?作戦の首謀者たる董承がなぜこの最も重要な事実を知らされなかった?それは、楊彪親子や皇后、彼らが自分たちに邪魔な勢力(董承)を葬るためだったからではないか?!
王服の死亡の経緯を聞いた満寵は彼が唐王妃に殺されたのではなく自死したと気づく。いつかの張宇を襲った賊は王服と唐王妃に違いない…。
翌朝、いつまで経っても陛下は朝堂に来ず朝議は休みとなる。 司空府から一台の馬車が出発しようとしているのを満寵が引き留め取り囲む。車を引き護衛するのは楊修だ。皇后が王妃を訪ねに行くのだと説明するが、満寵は訝しみ車内検査を行う。だが車の中には皇后しか乗っていない。しぶしぶ出発させるが、楊修には残って昨夜の事件について話し合いたいと引き留めるのだった。
車は弘農王の社へ。近衛兵に扮していた劉平はようやく司馬懿と再会できた。司馬懿は劉平を一発殴り、自分を騙したり心配をかけさせたりしたことを怒っているんじゃない、こんな女達に利用されて司馬家の面子を潰したことを怒っているんだと言い(※お前もれっきとした司馬家の一員なのだと言っている)劉平も顔を綻ばせる。
劉平はこのまま司馬懿と共に河内へ帰ると言う。それでは漢王室に皇帝がいなくなってしまうと皇后は引き留めるが、劉平は二度とあなたたちの傀儡にはならないし人殺しの道具にはならないときっぱりと言い切る。
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佐々木助三郎司馬懿。どーーぉしても助さんだわ、なんだろなー?楊修とはまた違う意味で腹立つの、なんでだろなー?
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