満寵が「荀令君の意向で」楊俊と張宇を火事の件で取り調べるために都に拘留する許可を得にやってきた。劉平は皇后の指示通り承諾する。曹操の信頼する部下である荀彧の意向に反発することなど今の漢王室にできるはずもない、張宇や楊俊が彼らの拷問を受けて真実を吐いてしまえば全てが終わりだ…皇后は苛立つが、劉平は自分の事より父が心配だとこぼしてしまい、皇后は漢王室を滅ぼすつもりかと逆上する。
皇后は楊修を呼び、楊彪の力で張宇を助けるよう命じる。しかし劉平の正体を知る彼は臣下の礼を取らず態度も厚かましい。皇后がここにいるのは劉平ではなく皇帝なのだと叱責し楊修は型どおりの礼をしてみせる。去っていこうとする彼を劉平は呼び止め、わざわざ近くまで行って「君にすべて任せるよ」と肩を叩く。その一瞬の隙に楊修の手の中に手紙を滑り込ませた。楊修はニヤリとして去って行った。しかし皇后は目聡く見ていた。彼がずっと親友の司馬懿に自分の無事を伝えたいと言っていたことから楊修に司馬懿に宛てた手紙を渡したのだろうと指摘する。
楊修は劉平の手紙を読むと鼻で笑い火にくべてしまった。 社へ戻ってきた司馬懿。劉備の独立や劉辟の反乱によって視線が外に注がれがら空きとなった許都で、董承や楊彪らが曹操に反旗を翻しクーデターを起こすつもりだろうと楊修に突きつける。そしてもし楊平(劉平)や楊俊に危害を加えるつもりなら曹操に助力を求めに行くと迫る。だが楊修は楊俊がどうなるかは本人次第だと突き放す。司馬懿は自分が楊俊を助け出すと宣告する。
司馬懿は尚書台の荀彧を訪ね、楊俊と親交の深い司馬家が彼の世話をすると申し出る。荀彧は司馬懿の話に感じ入ったように頷き、満寵が楊俊をまさに連行しようとしているところを止めさせた。驚く満寵に荀彧は言う、河西地方の一大勢力である司馬家を今は敵に回すべき時ではないと。
満寵は張宇を取り調べようとするが張宇は服毒自殺を図り、なんとか食い止めたが直後何者かが放った矢で心臓を射ぬかれ絶命した。満寵はすぐにその賊を追わせる。
賊は細身で髪が長く仮面をつけた女だ。女はたった一人で近衛兵を次々と倒し、さらにもう一人の覆面の男も加勢し、まんまと逃げられてしまった。消息を探させるが、賊に刺さったはずの血濡れた矢がなんと司空府の前に落ちていた。賊は曹操の手の者か…。
その夜。社へ戻って来た司馬懿に唐王妃は剣を突きつける。だがその表情はどこか苦しそうだ。見ると肩に傷を負っている。司馬懿は心配するが唐王妃は彼を睨みつけ剣を引いた。どうやら毒矢を受けたらしい。
同刻、宮殿前を行く一人の剣士が。近衛兵が襲い掛かるがあっという間になぎ倒された。騒ぎを聞いてやってきた満寵はすぐに兵を制止する。剣士は曹操の次男・曹丕だったのだ。
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ああ、曹丕かぁ。なんでまた日本のサムライみたいなその髷…。
唐王妃や曹丕があほみたいに強すぎる設定とか香港らしいよなー。アクションがスタントマンなのがモロバレなとことかw
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