「三国機密」第三集

劉平は訪ねてきた董承、荀彧、満寵と面会する。防火の備えを怠ったとして5名の宦官が処刑されることになったが劉平はつい酌量を言い出してしまい皇后に睨まれる。今後陛下の安全のために護衛を増やそうという話になり劉平は言われるがまま董承に人選を任せた。ふと思い出して董承に皇后から言われた例の言葉をかけると董承は嬉々として平伏した。野盗が頻発しており郊外で楊俊が襲われ負傷したとの報告を聞いた劉平は思わず「楊俊は無事なのか?」と聞き返し、満寵と荀彧は顔を見合わせる。

大臣らが去った後、今度は董妃がやってきた。彼女は思考が単純ゆえ今回の謀に参加させることはできない、充分気を付けるように…皇后の言葉を思い出し劉平は身構える。幸い皇后の助け舟もありなんとか切り抜けた。しかし董妃はやけによそよそしい劉平に違和感を感じ、父の董承に「まるで別人になったよう、あの女(皇后)の妖術にかけられたんだわ」と愚痴をこぼす。董承は娘が嫉妬しているだけだと思い軽く受け流すのだった。


満寵は陛下が宦官ごときに酌量を出したり楊俊などという田舎の一貴族に関心を寄せたことが気になる。そして楊俊が襲われた事件と今回の失火事件は関わりがあるのではと荀彧に相談する。だが荀彧は確証がないのならそういう事を口にしてはならないと釘をさす。司空(総理大臣)である曹操は官渡へ出兵しもう1年近くになる。彼に同行していった祭酒(文部大臣)の郭嘉は出発前にこう言った「許都で必ず騒ぎが起こる」…満寵はその言葉が気になって仕方ないのだった。


皇后は劉平が"寵愛している董妃"に触れることを避けていたのを見て、そんな様子ではたちまちばれてしまうといって劉平に男女の手ほどきをしようとするが、女性と付き合った事もない劉平はカチコチに固まってしまい皇后はため息をつく。皇后が陛下を董妃に取られ寂しい日々を送っていたことを知った劉平は彼女に心惹かれていくが、しかし皇后は劉平に氷のように冷たい視線しか送らないのだった。


董承の元には誕生会と称して将軍らが集まっていた。劉協が生前に衣の帯に書き記した「曹操を討ち漢王室を守れ」との秘密の聖旨"衣帯紹"を受け取った董承は、宮殿に自分の手下を送り込んだ今こそクーデターを実行する時だと言う。その時、突然楊彪の息子・楊修が入って来た。楊修は皆の前にスパイの切り落とした指を投げつけ去って行った。

今はまだ事を起こす時期ではない…息子に董承を止めさせに遣った楊彪は頭を悩ませる。曹操の配下で最も恐るべき洞察力を持つ郭嘉が不在とはいえ、許都には満寵が残っている。彼を欺けるものかどうか…。


皇后が宦官の焼死体がその後どうなったか調べさせると、まだ満寵の検死下にあるという。死体が宦官ではないことまでばれているようだ。皇后は明日にでも荀彧に頼んで早く埋葬させると劉平に告げる。本当は皇帝でしかも愛する夫の遺体を、下賤な宦官の扱いで葬っていいのかと劉平は問うが、皇后は全ては陛下が自身の名誉を顧みずただ漢王室の存続のために望んだことなのだと答える。皇后は14歳の時に劉協に嫁いだが、その結婚式で劉協は彼女に「私が本当に欲しいのは美しく賢い妻よりも絶対に裏切らない臣下だ」と言った。皇后は絶対に裏切らないとその時血の誓いを交わしたのだという。

その時、侍従長の宦官・張宇がやってきた。張宇は二人にどうしても聞きたいことがあるといって平伏する。何かと問うと張宇はこう言った「陛下は、どこにおられるのですか?」

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 なんて絶妙な引き!!(`∇´)b 

「氷のような」という表現がピッタリの万茜、うつくしいわー。馬天宇がぽやーんとした癒し系なだけに、より一層冷たさが引き立つ。

Chaoyang's Ownd

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