「三国機密」第二集

唯一の肉親が既に亡くなっていたという事実に劉平(楊平)は涙するが、その彼を皇后は「陛下」と呼び拝礼する。今皇帝が死ねば国は完全に曹操のものとなってしまう、そのため劉平に兄・劉協になりすますようにと言うのだ。そしてそれは劉協の遺書ともなった聖旨にも記されていた。

急ぎ劉平は皇帝の服に着替え、劉協の遺体には宦官の服が着せられた。そして皇后は寝室に火を放つ。そしてやっとのことで逃げ出してきた風を装って庭へと出た。

皇帝の寝室から火の手が上がったと知って都令(都長)の満寵や尚書令(官房長官)の荀彧が急ぎ駆けつける。火の勢いが収まらないため劉平らは尚書台へ避難することになった。だが満寵はなぜか炎に包まれる宮殿の中へ猛然と駆けて行った。そして黒焦げの宦官の遺体を引きずって出てきたのだった。


尚書台についた皇帝(劉平)と皇后に、荀彧は出火の原因を問う。皇后は唐王妃が持ってきてくれた薬をお付きの宦官が火にかけているところ誤って服に着火し炎に包まれてしまったのだと話す。そしてこの可哀想な宦官を手厚く葬るよう言い渡す。

荀彧は皇帝に念のため医者に診てもらった方がいいと言うのを皇后が制止する。劉平も「もしこの件で病気が悪化しただのと噂が立てば曹操どのに"余計な心配をかけて"騒ぎになるだろう」と言い、荀彧も納得して下がる。


翌日、許都へやってきた司馬懿は乞食に金を与えて情報収集する。昨夜は楊彪の車と、彼の息子の楊修が城へ入って行った後は見回りに出ていた満寵の一隊が帰って来たくらいで、そして間もなく皇宮で火の手があがったようだとのこと。

満寵は尚書台の荀彧の元へ行き、黒焦げの遺体が宦官ではなかったことを告げる。しかも火事による焼死や窒息死ではなくそれ以前に死んでいた可能性が高い。そこへ大臣の董承と彼の娘で妊娠中の董妃が陛下の見舞いに来たと押しかけて来た。


兄の身代わりとして、皇帝として生きる決心をした劉平に、皇后は一晩かけて生前の劉協の様子や大臣らについて教え込んだ。陛下は長年曹操に抑圧された生活だったため決して笑わなかった、他人の前で笑顔を見せてはならない。そして董承には「私との約束を決して違える事なかれ」と言うようにと囁く。

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 馬天宇くんカワイイなぁ。皇后は「九州海上牧雲記」の南枯月漓やってた万茜。

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