「虎嘯龍吟」第十集

蜀帝は軽宵を寵愛し、軽宵に皇帝の服を着せて自分は女装し"王様ごっこ"をする始末だ。そこへ丞相が戻って来たとの報せ。慌てて服を着替える。

諸葛亮は敗戦の責に顔を上げられない。蜀帝は、負けたと言ってもあの魏帝に親征を行わせるまで追い詰めたのだし三郡の民も連れて来てくれて充分頑張ってくれたと励ます。どうしても罰を与えてくれという諸葛亮に、蜀帝は仕方なく三段階降格の右将軍に任じた。だが丞相の仕事は引き続き続けてくれと頼む。そして相父がいない間も勉強していたよと自慢げに書を見せるが、諸葛亮は蜀帝が李軽宵を後宮に入れた事を聞いたと告げる。魏帝は陛下よりたった三歳上なのに親征したのです、どうか陛下もよくよく精進されよ、魏帝が良い君主であることは我が蜀にとっては良い事ではありません…。


ようやく自宅へ戻った仲達は柏氏から、この留守中に都では魏帝が戦死し叔父の曹植を新たな帝として迎えるという噂が立っていたと聞かされる。誰がそんな噂を立てるのか…都に残っていた者で新たに帝を立てるだけの力があるのは、皇太后しかいない。

魏帝の耳にも、その噂は届いていた。諸王を都へ呼ぶための金牌は皇帝と皇太后しか持っていない。もし郭太后が今金牌を持っていなければ、曹植を呼び寄せ帝位を簒奪しようとした証拠になる。朕は必ずあの女を地獄へ送ってやる、母上のために…。


郭太后は金牌がなくなっているのに気付き急ぎ探させるが見つからない。そこへ辟邪がやってくる。さて事の真偽は法廷でお聞きしましょう、辟邪は郭太后に任意同行を促す。

校事の汲布は郭太后が辟邪に連れていかれるところを目撃する…。


子上は兄嫁の夏侯徽の元へ行き豪奢な反物をプレゼントする。夏侯徽は娘の柔にこのような高価な品はまだ早いと笑うが、子上は夏侯徽のために特別に選んだ品なのだと手渡す。

子上は初めて戦場で人殺しをしたと夏侯徽にその苦しみを吐露する。自分と同じ人間を殺すことの重みを初めて知ったと。

その時外で物音が。子上は剣を手に飛び出すが怪しい黒衣の男に逆に抑え込まれた。黒衣の男は汲布であった。彼は郭太后が金牌を失い逮捕されたと仲達に伝えるようにと告げて去って行った。

話を聞いた仲達はすぐに鐘繇に報せを送る。


辟邪は郭太后に自白を逼るが郭太后はでたらめだと抗う。辟邪は郭太后を鞭打たせようとするがそこへ鐘繇がかけつけその無法な行いを止めさせる。陛下の聖旨なくして皇太后のような高貴な身分の方を処することはできないと突きつけ辟邪を追い返す。

鐘繇は司馬懿がきっといい方法を考えてくれると郭太后を励ますが、郭太后は先帝が崩御した時に一緒に死ねばよかったと言う。もはや死んでもかまわないが、汚名を着て死ぬことだけは決してしないと…。


翌朝、魏帝に面会に行こうとする仲達を鐘会が制止する。郭太后に罪を着せたい陛下は辟邪を曹真の元へ遣った、曹家を味方につける気だと。郭照が逮捕されたと聞いた叔達はいてもたってもいられず大理寺へ。彼女の牢の前で、ここから助け出せる時まで離れないと座り込む。

 * * * * * 

この見た目パッとしない曹叡役の人だけど、若く見えるのにお芝居がベテラン臭いというか舞台っぽいというのか…実は若くないのか?

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000