「虎嘯龍吟」第六集

洛陽の兵ではなく宛城の兵を率いていきたいと陛下に伝えてくれ、そう言われた辟邪は袖の下を要求する。仲達は家族が半月は食っていけるだけの金を渡したが辟邪はムッとして帰って行った。その様子を見て子元は彼が陛下に口利きしてくれないのではと心配するが、仲達はどのみち洛陽の兵は曹真の配下なので彼がよこすわけがないと言い、すぐに宛城へ出立する準備をはじめた。

宛城西の郊外に到った仲達は尚書台の印を押した文を孟達へ届けさせる。仲達がまだ都にいると思わせるためだ。


蜀帝・劉備の跡を継いだ息子の劉禅はまだ幼く遊び盛り。だが諸葛亮は亡き劉備のためにも劉禅をしっかりとした帝に育て上げなければと厳しくしつけていた。

諸葛亮がこの度自ら兵を率いて出陣すると知った劉禅は涙を流して丞相を見送るが、心の中では喝采していた。諸葛亮は劉禅にくれぐれも佞臣を近づけず昔からの賢臣を頼りにし、日々勉学をおろそかにしないようにと言いつけ出立していった。


新城にほど近い長安に駐在する夏侯楙はすっかり平和ボケして宴会ばかりしている。妻の清河公主が見咎めるが聞く耳を持たない。そこへ諸葛亮の軍が東へ向かっているとの報せ。ああそういえば諸葛亮は新城で司馬懿と一戦やりあうと聞いている、司馬懿なら勝てるだろう、夏侯楙はさして気にも留めなかった。


蜀軍営では魏延が新城へ向かうと見せかけて油断しきっている長安をこの機に攻め取るべきだと提じるが、諸葛亮は道中の谷が険しく大軍が移動するには時間がかかり、万一夏侯楙が先を読んでいたら谷で待ち伏せに遭い袋叩きになると却下する。

それより司馬懿は新城で待ち構えているだろうが我々は斜谷へ出る(※新城とは別の方角のようだ)、そうすれば必然的に大将軍・曹真が応戦に出てくることになろう、奴を郿県におびき寄せるのだ。その任には老将・趙雲が志願した。司馬懿を新城に、曹真を郿県に足止めさせておいて我々主軍は南安、天水、安定の三郡を取る、それが今回の作戦だ!


諸葛亮が意外にも斜谷に現れたと知り魏帝は夏侯楙に追撃させようとするが曹真は自らも出陣すると申し出る。魏帝は同じことを司馬懿にも言ったのだがと前置きし、曹真と司馬懿の二人にこの国は任せると言う。 孟達に届けられた司馬懿の文は、諸葛亮からの帰順を促す手紙が罠だと指摘していた。奴は手紙がわざとスパイに見つかるように届けさせたのだと。孟達は司馬懿からこのような文が来たことを諸葛亮に教えてやれと指示する。向こうの意図がどうであれ、新城が魏につくか蜀につくかは私が決めることだ、どう出て来るか見てやろう…。


孟達から届けられた文に諸葛亮は呆れる。この欲張りな男は司馬懿が既に兵を率いて近づいていることを知らないようだ…。馬謖は防戦準備するようすぐに返事を出すべきではと問うが、諸葛亮は彼が返事を読む機会はないだろうと言って文をしたためる。それを"新城の司馬懿に"届けろと命じる。司馬懿は悔しがるでしょうなと馬謖は笑う。

(諸葛亮「若非司馬懿心機深沈、我也不会捨棄新城、引他前往、曹真一敗、司馬懿将総攪魏国軍政、非我大漢之福。」←この部分がよく解らない。とりあえず孔明は仲達に軍権を握らせたいようだ。なぜ??)


曹真は夏侯楙と合流し趙雲と対峙する。夏侯楙が先鋒として趙雲に一騎打ちを挑むが、猛将趙雲の激しい攻撃に落馬する。そこから一気に両軍はぶつかり合った…。

 * * * * * 

趙雲かっこいいっ。「嘴の黄色いヒヨっ子め、すぐに地獄に落としてやるわ!」 

うんそしてわかった、今作はミステリ色はない!純粋に歴史合戦劇だわ。小難しいよー。(>_<)

Chaoyang's Ownd

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