皇帝は寧弈に常海を尋問しろと命じた。父帝の意を悟った寧弈は常海を呼ぶ。そして死を免れたいと思うなら自白しろと逼る。太子に唆されて謀反を起こしたと、太子は閔海国常家と組んでいた、全ては閔海国常家の陰謀だと!常家を陥れるその手段に逆上した常海は手錠をしたまま猛然と寧弈に襲い掛かるが、寧弈は皇帝から預かった刀で彼の首を斬った。常海は首から血を吹き倒れる…。
皇帝が慌てた様子でやってきて殺してしまったのかと驚くが、最初から自分に殺させるつもりであったことが寧弈には分かっていた。
韶寧公主に呼ばれた秋尚奇。公主は先の事件で助けてくれた魏知にお礼がしたいがどうすればいいだろうと訊いてきた。秋尚奇は陛下に伝えれば陛下から褒賞が出るでしょうと答える。公主はさらに彼の両親は健在なのか、彼はもう結婚してるのかなどと訊いてきた。秋尚奇は魏知がかなり遠縁の子なので家族の事はそんなに詳しくないと誤魔化す。
秋尚奇は急ぎ魏知の屋敷へ赴き、三日以内に職を辞して戻ってこい、でなければ母と弟を秋府から追い出すと逼った。魏知は伯父がなぜ急にそんなことを言い出したのか訳を聞こうとするが、秋尚奇は男装して皇女をたぶらかすなど死を免れない大重罪だと憤慨して去っていった。皇女をたぶらかす…?魏知はやっと韶寧公主に好意を持たれていると知る。しかし伯父は本気かもしれない、母と弟が追い出されては困る。燕懐石に相談するが、こういう事はやはり楚王に頼むしかないだろうと言われた。魏知はしぶしぶ楚王府へ行くが、楚王は案の定魏知をからかい助けてほしかったら自分に仕えろと上から目線。寧澄は楚王がまた魏知を怒らせてるのを見て、本当は助けてあげるくせになんで怒らせるかなぁとぼやく。
皇帝は朝議で、寧川と常海が長年財を貪り私腹を肥やしていた事、そして朝臣が皆見て見ぬふりを続けていた事を叱る。だがこれ以上は追及しないと発表した。
空白となった都督の席を誰に預けるべきかと議論になり、魏知は第七皇子の寧斎を推薦する。これは実は事前に皇帝と打ち合わせていたことだった。皇帝は辺境に赴任している寧斎を都へ呼び戻す口実が欲しいのだ。意外な推薦に朝臣らはどよめく。燕王は長年都を離れている寧斎に都督は任が重すぎるだろうと反対する。だが魏知の意見は父帝の希望だと見抜いていた楚王は、辺境で軍事に慣れた寧斎なら都督に相応しいと賛成した。皇帝はたしかにそろそろ都に呼び戻しても良い頃だなと皆の前で言う。
皇帝は寧斎の母・王才人を訪ねる。常貴妃に仕える刺繍女でしかなかった彼女はその作品がきっかけで皇帝の目に留まった。だが常貴妃が後宮を統括するようになってからは最も辺鄙な所にある屋敷へと追いやられいじめられているのだった。皇帝は王才人にもっと住みよい屋敷を与えるようにと命じる。
寧弈の命令でとある証拠を手に入れた寧澄は燕懐石に一枚の書類を渡す。誰から貰ったかは明かさないようにと言われたがまぁ多分ムリだろうとぼやきながら。燕懐石は自分が発見したと言ってその書類を魏知に渡すが、やっぱり楚王から貰ったんだろうと見抜かれた。それは寧川が匿っていた血浮屠が住んでいた屋敷の権利書で、秋尚奇が証人として名を連ねていたのだった。
魏知は伯父を訪ねてこの権利書を突きつける。秋尚奇は伯父を脅迫するつもりかと憤慨しながらも秋明纓と鳳皓は今まで通り秋府に住まわせてやると答える。
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常貴妃が次の敵かと思ってたらそうでもないのか。第七皇子か?まだ顔も出てきてないけど。
しっかしまあ皇帝も燕王も楚王も腹の中真っ黒でアンタらほんま親子やわ!楽しい。
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