寧弈はその通りだと笑うが、しかし魏知は本当の所は自分を趙王の刺客から守るために青溟書院へ閉じ込める腹だろうと突きつける。そして寧澄の目を盗んで行方をくらましてしまった。
太子が病で臥せっているという報せを聞き趙王はにんまりしてすぐに魏知を始末しろと部下に命じる。一方燕王はすぐに太子の見舞いに参じる。太子は燕王に、この症状が突然起こったので何者かの仕業かも知れない、調べてほしいと命じる。燕王は常海の元へ。実は常海から太子と燕王趙王の仲を裂こうとしている者がいると知らされており、彼の予想通りの展開になってきたことに燕王は恐れおののく。
一方太子は顧衍に燕王の動向を見張らせており、すぐに常都督の元へかけこんだと知ってやはり常海が弟と組んで自分を裏切ろうとしていると疑いを抱く。
魏知は趙王の刺客に取り囲まれた。だが突然現れた剣侠が刺客らを次々となぎ倒していく。魏知は必死になって逃げだした。剣侠は刺客らを倒した後魏知の前に再び姿を現した。魏知は助けてくれた礼を言うが剣侠は彼女の前に立ちふさがる。さる人から魏知を守るよう言いつかったというのだ。
戻るに戻れず野宿を覚悟していた魏知の前に寧弈が現れた。魏知は頑なに青溟書院には行かないし保護される気もないと告げる。寧弈はある仕事をしてくれたらその後はもう一切関わることなく解放しようと言う。埋めた呪い人形をすりかえてきてくれと…。
魏知は金羽衛の一員に扮して夜中の見回りと称して東宮へ入り軒下の呪い人形を掘り出し楚王から預かったものを代わりに埋めた。
太子は病の回復を祈って仏僧を呼び祈祷を行わせた。仏にすがるくらいの重病だと聞いて皇帝がやってきた。仏僧は祈祷を妨げる邪な気が東宮にあると言い、皇帝は敷地内を調べさせた。
魏知を始末できず逃がしてしまったと知った趙王は、こうなったらあの預言者に何とかしてもらうしかないと馬を走らせ青溟書院へ。その道中で魏知を発見した。天は我に味方した！趙王は魏知を殺そうとするがそこへ楚王の一行が通りかかった。趙王は魏知が借金を返さないから捕まえようとしただけだと言い繕う。すると楚王は彼の姉貴分の珠茵の顔に免じて許してやって欲しいと提案する。だが趙王は兄に逆らうのかと大声で怒鳴りつける。と、そこへ今度は燕王の一行がやってきた。燕王は趙王に太子が呼んでいると告げに来たのだ。
太子の前にやってきた燕王と趙王。太子はふざけるな！と木の人形を投げつける。趙王はこれは何ですかとしらばっくれる。太子は怒りをあらわにして人形を拾い、自分の生年月日を書いた人形で呪いをかけようとしただけでなく父帝にまで呪いをかけようとしたと追及し、人形を二つに割って見せる。入れ子になっていた人形の中には皇帝の生年月日が書かれた小さな呪い人形が入っていたのだ。趙王は蒼白になり、確かに太子の生年月日を書いたがまさか父帝に呪いはかけていないと膝をついて釈明する。誰かが自分をはめようとしたに違いない、と。疑心暗鬼になっている太子は燕王を睨みつける…。
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剣侠・顧南衣、傘で顔がはっきりとわからないのだけど横顔は若い頃のキムタクにそっくりなんですけど！？
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