「天盛長歌」第七集

雨も降って来た、鳳知微は秋府にも楚王府にも戻ってこない、どこへ行ったのか。ずっと寝ずに彼女が戻って来るのを待っていた寧弈だがため息をついて部屋へ戻る。するとベッドの上に彼女の姿が。すやすやと眠っていた。いつの間に…とその時人の気配が。傍らに立っていたのは顧衍だった。

顧衍は言う、18年前兄を裏切るよう逼った楚王殿下は兄を死に追いやった仇人、だがその兄の妻がまだ生きているとなれば彼女を救う事が己の孝の道。そして膝をつき拝礼する。兄の妻を救ってくれれば恨みは忘れ殿下に忠誠を誓いましょう、太子を倒すその手助けを…。


目覚めた鳳知微は楚王府に連れ戻されたと知る。寧弈は鳳知微が秋尚奇から貰ったという腕輪を借りると、母と弟を救いたかったらおとなしく待っていろと彼女を部屋に閉じ込め出て行った。

寧弈は珠茵を秋府に使いにやる。珠茵は秋尚奇に腕輪を見せて蘭香院へ来るよう促す。蘭香院では寧弈と顧衍が待っていた。寧弈は玉華の書を見せる。秋尚奇は誣告だと訴えるが秋明纓がこの書のために玉華を殺し太子に捕まったと知り真っ青に。明纓を救い出さねばならないが太子は彼女をどこへ隠しているのか…。

顧衍は東宮に駆け込み、寧弈が哀帝の遺児の手掛かりを発見してしまったようだと太子に告げる。そして一刻も早く秋明纓に罪を認めさせ処刑しよう、自分が説得に行くと申し出る。

顧衍は十八年ぶりに義弟として秋明纓に対面する。彼女にとっては夫の弟であり夫を殺した仇人だ、目を合わそうとすらしなかった。顧衍は土下座し、顧家の存続のためにもどうか聞いてほしいと言う。そして密かに鳳知微が無事であることを伝え、玉華を殺したのは鳳知微ということにしてほしいと伝える。


太子は車で外出したところ血浮屠の刺客が待ち伏せしているとの報せで仰天して東宮へ逃げ帰った。太子は辛子硯を呼びつけ相談する。辛子硯はどうやら本当に哀帝の遺児が生きていて血浮屠と再起を図っているようだと言い太子はますますパニックになる。しかし辛子硯は今血浮屠の案件は楚王の担当であり、楚王が奴らを殲滅すればいい話であって太子が慌てて行動を起こすことは却って陛下の疑心を買うだけだと言い(←ここの台詞はよくわからないので推察)、太子も納得する。

秋明纓が説得に応じたと顧衍が報告してきた。太子はさっさと処刑しろと言うが、顧衍は秋明纓の娘が秋尚奇の妾の玉華を殺し逃げたようだと告げる。辛子硯がその娘を逃がしてはならない、捕まえるために秋明纓の処刑は待ったほうが良いと言う。

太子は秋府へ。すると先に趙王が来ていた。太子は秋家に不幸があったと聞いてやってきたと言う。秋尚奇は妾が急死した、急な病で亡くなったと告げる。とそこへ楚王もやってきた。太子は妾を亡くして心痛の秋都督を煩わせてはならないと楚王を連れ退室する。

寧弈は太子と食事を摂るが、秋府にいる秋尚奇の妹の秋明纓が血浮屠の顧衡の妻だと分かった途端彼女が行方をくらました、この事を父帝に告げるべきかどうか悩んでいると相談する。太子は動揺しつつ、それは実に大変なことなのでじっくり考えた方がいいと答える。一旦席を外した太子は、趙王が辛子硯に贈物を渡している所を目撃してしまう。

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顧衍てすぐ退場しそうなモブ的存在かと思ったらすごい重要な位置に食い込んできた。めちゃ良いキャラ。主人公含め腹黒い奴ばっかな中で唯一の善人だ…。

Chaoyang's Ownd

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