「天盛長歌」第三集

寧弈はびしょぬれの鳳知微に着替えを持って行ってやる。お針子の六郎が楚王だったと知って鳳知微は騙してたのかと怒るが、寧弈からは蘭香院の妓女らが第六皇子である自分を六郎と呼んでいるのも彼女らの着物を仕立てているのも事実であり何一つ嘘はついていないと返された。さらに、楚王府へやって来たのは楚王に会って自分が秋玉落ではなく身代わりだということを暴露して結婚を破談させようとしたのだろうと言い当てられた。しかし負けじと楚王が他の皇子や朝臣から睨まれているから愚者のふりをしてるのだろうと指摘し、意外と鋭い彼女を気に入った寧弈は父帝に頼んで結婚を取り消してもらおうと約束する。

同刻、秋明纓は兄の元へ行き鳳知微を楚王に嫁がせてはならない、もし強行するなら重大な事実を暴露すると言う。鳳知微が実は哀帝の遺児を救って死んだ顧衡の子だという事を!鳳知微にとって楚王は父を殺した仇人なのだ!この事実が公になれば秋家は破滅に追い込まれると迫る。


寧弈は秘薬を飲んで宴会の席へと戻る。宴がお開きになったその時、突然寧弈は苦しみだし口から血を吐いて倒れた。随分と早く父帝からの見舞いがやって来たのが少し気になったが、兄らが自分に毒を盛ったのかもしれないという印象は与えられただろう。

侍従から楚王が昨夜太子、燕王、趙王を招いた宴で倒れたと報告を受けた皇帝は翌朝楚王を呼び出す。皇帝は昨夜兄らを呼び宴会を開いたそうだがどうだったかと尋ねる。寧弈はニッコリして何事もなく無事終わりましたと答えた。皇帝は久しぶりだから碁の相手をしろという。(普通は皇帝の顔を立ててわざとでも敗けて見せるのだが)寧弈は無邪気を装って父帝を打ち負かした。皇帝はムッとするが、寧弈は八年お会いしない間に父上の碁の腕は落ちたのではと言う。皇帝はなぜお前を宗正寺から出したか、その意味が分からないのかと問うが、寧弈は何もわからない風にきょとんとした顔を見せる。皇帝は、ならばお前の言う通りわしの碁の腕は落ちたのだろうと言って寧弈を下がらせた。


翌日、寧弈はまた呼び出された。皇帝が哀帝の遺児が生きているという噂を知ってしまったのだ。兄弟や側近らが集められ、なぜすぐに報告しなかったのかと皇帝は怒りを爆発させる。太子らは調べさせている最中で確たる証拠がそろってから報告しようと思っていたと言い訳するが皇帝の怒りは増すばかり。寧弈は膝をつき、先日の宴会で兄からその話を聞いていたが笑い話だと思って父帝に言わなかったと言う。もし大成皇帝の遺児が生きてるなら天盛の太子は存在しない事になるという笑い話だと…。太子らは青くなり常遠は憤慨して楚王の妄言は度が過ぎると声を荒げる。だが皇帝は突然笑いだした。

太子と燕王は哀帝の遺児を名乗る不遜な輩を殲滅して本当に笑い話であることを証明して見せると申し出た。

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 劉敏涛、ベタなお芝居なんだけどなぁんかいいんだよなぁ時代劇らしくて。


同時刻の別場面を同時進行させたい意図はわかるけど、ものすごくわかりづらいカット割り…こまぎれすぎる。もうちょっとなんとかならなかったんだろうか。

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