この作品、時々コメディシーンが挟まれてて息抜きになるしキャラが立つし、そういうさじ加減が絶妙!
第六集12分頃からの、仲達が叔達に結婚話を提示するこのシーンかなり好き。セリフの意味は以下の通り。
叔達「兄貴、俺を呼んだか。」
仲達「弟よ、まぁ座れ。私とお前の兄嫁(=我が妻)はな、お前に縁談を用意したんだが。」
叔達「結構です。」
仲達「まだどこの家のお嬢さんかも言ってないのに断るのかぁ?」
叔達「兄貴の気持ちは有難いんですが、俺は今そういう事に興味ないんで。」
仲達「…じゃあ阿照は他の人に嫁がせるかなあ。」
叔達「誰って!?だ、誰って言ったの?」
仲達「阿照だよ。」
叔達「本当に?兄貴!」
仲達「お前の気持ちは誰だって気づくさ。もちろん本当(に阿照との縁談)だ。お前の兄嫁(=我が妻)が阿照を許都に留めて(話をして)いるよ。」
叔達「じゃあ阿照ちゃんが応えてくれるかどうかなんだね。」
仲達「お前は男前で賢いんだ、彼女が応えないわけがないだろ。ただ阿照はこれまで苦難の人生を歩んできた、江湖に流れ落ち(=任侠の世界に身を置き)お前の兄嫁(=我が妻)が彼女を救った。彼女はお前の兄嫁(=我が妻)と離れ離れにはなりたくないだろう。だからお前がこれから彼女の面倒をみてやるんだ。」
叔達「ああ、阿照はあんな綺麗な子なのに、俺はブサイクすぎないかな、兄貴。」
侯吉「おや坊っちゃん、仁義(=配慮)に欠けることをおっしゃいますね。(ブサイクがダメって言うのなら)わたくしはここにいてはいけませんねぇ。」
仲達「司馬八達(と称される)八人兄弟の中で、お前は一番男前だよ。」
叔達「俺、新しい服に着替えてこよう。ありがとう兄貴!」
侯吉「坊っちゃん、あのう実は・・・。」
仲達「なんだ分かってるよお前の言いたいことは。ホントは八人兄弟の中で一番カッコイイのは私だろ。」
侯吉「坊っちゃん…わたくしが言いたいのはそうじゃなくて、張屠戸の事なんですが。」
仲達「張屠戸?そいつは私よりそんなにカッコイイのか?」
侯吉「張屠戸はとってもブサイクですが彼の娘はそりゃあキレイなんです。歳もわたくしとちょうど釣り合うんで、わたくしにその、もらえるように、あの、取り計らっていただけないかと、そのぅ・・・。」
仲達「ははは。春の暖かさに花は咲き、皆の心もはやって来ているのだなぁ。よし、私にまかせなさい。」
侯吉「さすがは坊っちゃん!あなたが一番男前です!」
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