「軍師連盟」第五集

曹丕が突然司馬府へやってきた。曹丕は仲達に、荀令君がお前を助けたのは朝廷という名の戦場で戦うためにお前の才能が必要だと考えたからだと言う。仲達は買いかぶり過ぎだと答えるが、曹丕は荀令君も認めたその才能を、自分のために使ってくれないかと言い出した。彼は幼少のころから英才教育を受け将来父の後を継いで天下を治めるために努力してきた、だが今は後継の座を弟と争う事態となっている。自分の腹心となってくれと彼は言うのだ。とんでもない事に巻き込まれそうだと感じた仲達は難しい事はよくわからないと固辞するが、かつて司馬防救出の手掛かりを引き出すのに郭照を遣って利用したくせにこの期に及んでわからないと白を切る気かと追及された。


曹操の前に連れてこられた楊修は、楊家と袁紹の繋がりを利用して袁紹を罠に嵌めてみせると申し出る。曹操は特別に赦し袁紹討伐の遠征に連れて行くことに。

それを知った曹丕は楊修に騙されるのではと父に問う。曹操は、この戦乱の世で人を登用する際に重要なのは仁義などの徳ではなく才能、そして利用価値があるかどうかであり、楊修が仮に偽の忠義を示しているのだとしても袁紹を欺くのに充分利用できるのだと答える。また楊修を側に置いておくことで楊彪はうかつに動けなくなり、また反乱分子も楊彪と曹操の関係を疑って彼の元に集う事はできなくなる。

曹丕はならば司馬懿も登用し連れて行けば、司馬家に親しい朝臣をも牽制できるのではと父に進言。その言葉を聞いて、曹操は意味深に笑うのだった…。


後日、仲達は司空主簿に任命された。司馬家を疑っていると思われた司空が弟を登用したとあって誤解が解かれたと安心する伯達、その一方で司馬防は深いため息をつく。その父の様子を見てやはり司馬家にとって良い事ではないと確信した仲達はわざと馬車に轢かれて両脚を折った。

司馬懿は事故で骨折し歩けなくなったため主簿を辞退したと聞いた曹丕は、どうあっても協力しない気かと怒り司馬家に乗り込んでくる。仲達は実際に折れた脚を見せて決して嘘ではなく、主簿に任命されて浮かれていたため事故に遭ったと弁明するが曹丕は信じない。

曹丕から報告を受けた曹操は、司馬懿がただの天然バカなのかそれともこちらの意図を全て読み切っているのかと疑う。と、郭嘉が司馬懿の真意を見抜く方法があると言い出す。


郭嘉は司馬懿が袁紹と通じていて近く彼の元に下るとの噂を流させる。伯達、仲達はこれがどうあっても司馬家の首根っこを押さえておきたい曹操の仕業だと解ったがどうすることもできない。弁明のために仲達を担架に乗せて司空に面会に行く。

曹操は仲達の脚が本当に折れているかを楊修に確認させる。楊修は医師に命じて最も太い鍼を使用させて骨折が治るものか治らないものかを診断させる。脚に鍼が突き刺される…だが仲達は脚は完全に折れていて全く感覚がないといって表情一つ変えなかった。医師はこの骨折は治るものではなく一生歩けないだろうと診断。楊修は仲達を睨みつけ、「俺は日頃からバカの友や敵にはなりたくないと思っているが、お前は俺の敵たり得る。」と囁く。

その様子を遠目に観察していた郭嘉は、司馬懿はこちらの計算をすべてを見抜いている可能性があると曹操に告げる。曹操も司馬懿の抜きん出た才能を認めており、廃人(障碍者)を殺しては天下の笑いものになるだけ、どれだけ耐えられるか見てやろうと時機を待つことに。仲達は解放され家で静養するよう命じられた。


ついに袁紹が大軍を率いて攻めてきた。曹操は自ら出陣して迎え撃つ。世に言う官渡の戦いである。

曹操は出陣の前に郭嘉と荀令君に、自分の後継にはどの息子が相応しいと思うかと問う。二人は顔を見合わせる。差し出された竹にそれぞれが名を書き入れ手渡すと、その内容を見て曹操は笑って二人を下がらせた。

司馬家を見張っている満寵が報告にやってきた。司馬懿の様子は依然変わらないようだ。曹操は遠征中にでも司馬懿の怪我が嘘だと判明した折には即刻殺せと命じる。

* * * * * 

これ仲達vs楊修が主軸の話になるのかな? にしても「軍師連盟」というタイトルなだけあって策士ばっかでかっこええ!

郭嘉はちょっとキツイ顔の俳優さんで脇役扱いだろうと思ってたけど、意外と仲達のライバル的立ち位置に来たりするのかなー?荀彧もめっちゃ脇役ぽい俳優さんだけど意外と重要な役回りだし…。

Chaoyang's Ownd

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