2017/10/17記
黄歇は横太子を先に逃がし自分は秦兵の取り調べを受ける。横太子は動揺し黄歇が戻るのを待たずに出国、楚へ帰ってしまった。
横太子が殺人を犯しさらに逃亡したということで秦は同盟を破棄し楚へ攻め込む。鄭袖は横太子を殺して秦に謝るべきだと提じるが、懐王は我が子を殺すことはできないと却下、自ら交渉の場に出向いて話し合うことになった。思惑が外れ横太子は地位も剥奪されず鄭袖は靳尚に八つ当たり。すると靳尚はならば横太子を斉国へ人質に出そうと言う。そして今度も何か事を起こしたならさすがに懐王も見過ごせないだろうと…。
懐王は話し合いのため秦国の武関まで出向く。だが昭王は独断で懐王を捕縛した。彼にとっては懐王はかつて母や叔父を苦しめた敵なのだ。黙っていても土地が手に入ったというのに何故…芈月は息子の突然の行動に耳を疑う。
交渉に出向いた相手を騙して捕えるなど人道にもとる行為で他国からの批難は免れない。庸芮はそもそも横太子が秦人を殺したことに始まってるので王の怒りはもっともだと擁護するが、しかし各国がそんな言い訳で納得するだろうか。芈月はまたもやこういう時に口の巧い張儀がいてくれたら諸国をうまいこと言いくるめてくれるのにとため息をつく。
代わりに樗里子が各国へ出向いて事の次第を説明することになったが、芈月は今回の事件は昭王ではなく自分が個人的な恨みをはらすために独断で行ったことだと釈明するよう言いつける。そして自分と兄・懐王はよく話し合って和解し、懐王は無事楚国へ帰るというシナリオだ。
皆が去った後一人残った白起は芈月に、この機に楚国へ攻め入るべきだと提じる。さらにその夜庸芮と司馬錯もやってきて、巴蜀に置いている兵を水路を使って動かせば楚へ容易に攻め込めると説く。芈月は素晴らしいとその策を褒めすぐに取りかかるよう命じるが、心の中では故郷を攻める事に葛藤しているのだった。
「秦太后が楚懐王を騙して捕えた」と知った黄歇は見損なったと芈月をなじる。芈月はすべては天下統一のためで、天下が一つにまとまれば楚にも平和が訪れるのだと説く。そして黄歇にもその手伝いをしてほしいと言うが、黄歇は芈月がしようとしていることは祖国を戦火に巻き込み秦国の独裁で故郷の人々を苦しめるだけだと真っ向から反論。黄歇は怒りと悲しみの涙を湛え、もう二度と会うことはないと言って去って行った。
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黄歇やっと気づいたのねこの女にダマされてたことにw
黄歇役の黄軒、見た目は地味なのにお芝居がすごい上手い。この人「グレートウォール」にも出てたんだね、どの役か全く思い出せないけど。
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