「芈月伝」第六十七集

2017/10/12記

翌朝、翟驪が目を覚ますと傍らには看病疲れで眠る芈月の姿があった。芈月も目を覚まし、翟驪が死の淵から生還したことに涙を流して喜び抱き合う。 翟驪は愛する女に沢山の羊や馬、とびきりの駿馬もいくらでも用意できると言う。だが今芈月に用意するのは"秦国"。稷公子を秦国王につけるために義渠は動くと告げる。 芈月が義渠人に攫われた、もとい、救出されたとの噂を聞き、魏冉が義渠へやってきた。魏冉は姉が無事であったことに安堵する。稷公子は庸芮に守られており安全だ。樗里子は水面下で他の臣下らと稷公子を王位に就ける準備を着々と進めている。ただ咸陽城は依然太后軍と華公子軍がにらみ合いを続けており危険な状態が続いている。芈月はなんとかして無血開城できないかと思案する。 太后は妥協策として壮公子を王位に就ける代わりに王后の子が男児なら太子にするという案を提じてみせたが、魏夫人らはその手に乗るかと無視する。太后の精神は荒れに荒れ、持病も悪化する。そこへ義渠君が芈月を攫ったとの報せを受け、太后は芈月の身柄を引き渡せばいくらでも身代金をくれてやると義渠へ使いを出す。 翟驪は芈月のアドバイスを受けて身代金をさんざんつり上げた後にやっと咸陽へ芈月を連れて行く。ちょうどその頃、太后の元に壮公子が行方をくらましたとの報せ。と同時に王后から先の提案を受け入れるとの返事が。太后は芈月の身柄を押さえたとの報せを聞いて魏夫人が慌てて保身に回ったのだろうと考えた。 ついに太后と芈月は対面を果たす。太后は今更先王の遺書を持ち出したところで何も変わらない、闇に葬り去ってやると勝ち誇ってみせる。だが芈月に近づこうとする侍女を義渠らは遮り、芈月は囚人ではなく我等の客人だと言い剣を抜く。 その緊迫した空気の中へ突然魏夫人から箱が届けられた。中には壮公子が来ていた服が…側仕えの馮甲が太后を裏切り魏夫人に寝返ったのだった。王后と魏夫人が兵士に守られ入殿。 太后、魏夫人、そして芈月と翟驪の三すくみとなり抜剣しにらみ合う。だが翟驪が合図をすると新たな一団が。樗里子と司馬錯の兵だった。 樗里子は恵文王の遺書により新王を立てると告げる。さらに芈月が王后の妊娠は嘘だと暴露する。太后はまさか樗里子が遺書を持っていたのかと愕然とするが、芈月はゆっくりと髪のかんざしを抜き、そこに仕込んでおいた遺書を取り出した。樗里子が遺書を読み上げ、稷公子を新王に迎えると宣言。王衣に身を包んだ稷公子が庸芮、魏冉の二人に守られ静かに入殿してきた。 * * * * * うおおおおーーーーっっ!!(言葉の出ない喝采) 

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