「芈月伝」第五十九集

2017/10/8記

五婆が案内してくれたのは貧しい村の外れ、村人からは幽霊だと指さされる精神病の女・貞嫂の住まいだった。広い家だが荒れ放題。なんでも彼女の家族は皆戦争にかりだされたり戦火に巻き込まれて死亡し、気が狂った貞嫂は今でも子供や家族の幻を見て一緒に暮らしてると思っているらしい。こんな幽霊屋敷のような所で息子を育てるのは気が引けたが、それでも飢えと寒さに苦しむよりはましだ。 五婆は芈月の持っている着物を見てこれを売れば当分食べるものにも困らないし、刺繍ができるならそれで食ってけばいいと教えてくれた。 秦では恵后が嬴夫人から先王の遺書を入手するため太后の権限で嬴夫人の俸禄を留め彼女を困窮させようと図るが、恵后の狙いを知る嬴夫人は自宅を開墾し自給自足でじっと耐える。 義渠には白起の姿があった。養父である翟驪に司馬錯と義兄・魏冉が更迭されたことを訴え、暗君・武王と太后を討ち、義姉・芈月の息子を秦王にしてやると息巻く。翟驪はじきに魏冉がまた兵を率いる、率いらねばならない状況になるのでその時を狙えと助言する。 蘇秦の勧めで燕は楚と同盟を結ぶことに。使者としてやってきたのは今は楚大臣となった黄歇だった。黄歇は芈月が人質として燕国に来ていると知りひと目会いたいと思っていた。だが彼女らが行方知れずになっていると聞き、たとえ人質でも他国の王族であるのに燕国はそのような扱いをするのかと怒る。郭隗は部下が勝手にやったことだと釈明しすぐに捜索すると答えた。 黄歇の話から芈月が楚国公主だと初めて知った郭隗は芈茵を問い詰め、彼女と芈月、黄歇の因縁を知る。だがこれ以上私情で国策を荒らしてはならないと厳しく言いつける。 黄歇が下町を視察していると立派な刺繍の服を売る五婆を見かけた。この刺繍されている花は楚国にしかない花だ。黄歇はこの刺繍をした針子は誰かと問うが、芈月から固く口止めされていた五婆は逃げるようにして立ち去る。黄歇は五婆に自分の名を出し人を探してると呼びかけるのだった。 義渠の動きが怪しいとの報告に樗里子は司馬錯と魏冉を呼び戻して討伐に向かわせるべきだと提じるが、武王は東征し周王朝の九鼎を奪い天下を取るのだと言ってきかない。今や賢臣らは皆去り朝廷には武王に媚びへつらう甘茂と自分しか残っていないのだ…。 * * * * * キャーこんなところで黄歇復活!やっぱり彼が本命だったのね!

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000