「芈月伝」第五十集

 2017/10/3記

ついに朝議で公子らの分封が発表される。公子らの母は"辺境"に追いやられたらどうしようとやきもきして報せを待つ。そしてその結果は、今回は成人している公子のみに分封するということで魏夫人、唐夫人、衛良人、亡き魏長使の息子らが各地に封じられた。 華公子は魏国境近い横門の地に封じられた。他に比べれば都からはそう遠くないが、魏夫人はとうとう息子が太子になる可能性を断たれさらに息子と離れ離れになるという運命を嘆く。 甘茂は今回未成年の公子は分封しないというわけのわからない話になったのは稷公子が遠くへ飛ばされるのを嫌がる芈月がひそかに王に掛け合ったからではと勘ぐるが、樗里子は、芈月はむしろ巴蜀に行きたがっていたと教えてやる。という事は王自身が稷公子を手放したくない、つまりは太子にしたいということではないか…不毛な跡継ぎ争いの予感に二人ともうなだれる。 王后はひとまず華公子という最大のライバルがいなくなったことで一安心し、そろそろ息子に素敵なお嫁さんをと故郷楚国の良い家柄の娘の似顔絵を取り寄せる。が、肝心の蕩公子は体を鍛える事に夢中で、母が何かにつけて口出しすることをひどく嫌っていた。 その蕩公子が、魏夫人の屋敷で琴を奏でる魏頣を見かけて一目惚れ。来る日も来る日も魏夫人の屋敷を覗いて彼女が出てこないか待ってるのだった。 恵文王は芈月が巴蜀へ行きたいと言ったのはつまり自分の側にいたくない、自分の事がもう好きではないという意味だと捉え、ショックで体調を崩してしまう。芈月はもちろん恵文王を嫌ってなどいないが、我が子が泥沼の跡継ぎ争いに巻き込まれるのではと考えるとどうしてもよそよそしくなってしまうのだ。 * * * * * 蕩公子は意外とちゃんとした子に育ったじゃん。甘やかされ続けてどんだけアカン子になるのかと思ったら。

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