「芈月伝」第四十集

2017/9/28記

庸芮から報告を受けた恵文王は張儀を呼び、ずばり今回の事件をどう思うかと訊く。張儀はこの事件は一人ではなく複数の人間の手によるものだと指摘。樗里子がお前に容疑がかかっていると告げると張儀は唖然として、馬鹿な冗談だと笑うが恵文王と樗里子は笑わない。王が臣下を信用しなければ国事は成せないと張儀はさんざん悪態をついて出て行った。 恵文王にとっては張儀が和氏の璧を持ってたかなどどうでもよかった。重要なのは宰相である彼がその地位を棄てて他国へ亡命しようとしているのかどうかだ。戦を前にこの見極めを誤れば秦に破滅が訪れるだろう…。 ようやく芈月が目を覚まし恵文王は安堵する。芈月は取り出された和氏の璧を眺めるが、話では和氏の璧は製作者の卞和の血が細かい糸のようにその玉の内部にしみ込んでいると聞く。今目の前にある玉は真っ白で一筋の染みも見られない、これは偽物だ。 自分が眠っている間に起こった様々なことを聞いた芈月は今回の事件の真相について恵文王に自分の考えを述べる。中行期の供述は和氏の璧が偽物である以上成り立たないから嘘だ。恐らく犯人は偽物の和氏の璧が張儀の手に渡ると想定していたのではないか、つまり張儀の暗殺を狙ったものだと。今もっとも張儀の存在を疎ましく思っている人物…公孫衍の仕業ではないか。恵文王も納得し張儀への疑惑を解く。 芈月は張儀に機嫌を直してもらうため王に代わって屋敷を訪れる。彼は案の定ふてくされてやけ酒をあおっていた。芈月は偽の和氏の璧を見せて公孫衍の陰謀だったと説明する。張儀はまたもや"和氏の璧"のせいで窮地に追い込まれた、いつか本物を手にして木端微塵に砕いてやるぞと息巻くのだった。 * * * * * これ後宮ものにしては珍しく、陰謀が全て明るみに出るよね。そこまで細かく判明するかってくらい。 

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000