2017/9/28記
ついに芈月は箱の謎を解き明かし開錠に成功した。和氏の璧を取り出そうとした時、底に仕掛けられていた罠の毒針が刺さり芈月は昏睡状態に。女医の診断ではこれは楚国で扱われる蛇毒のようだ。和氏の璧に毒が仕込んであったと知って璧に幾度も触れていた王后は怖くなって故郷から持ってきた解毒薬を飲む。
恵文王は和氏の璧を売った商人と中行期を捕える。だが解毒剤のありかを吐こうとしない。毒を扱う人間は自己防衛のために必ず解毒剤を持っているはずだ。咸陽中を探せと命じる。
さらに庸芮から中行期が張儀の館を出入りしていたと聞く。恵文王は庸芮にこの件の捜査を一任。庸芮は張儀の元を訪れ中行期という男を知っているか問う。張儀は魏国にいた頃の知り合いだと答えた。
魏夫人は恵文王に、和氏の璧の毒針は後宮内の誰かが仕組んだと思うと告げる。証拠はないが、もしそうなら今現在無事な者こそが犯人だ。そして怪しいのは王后だと思う、と。王后なら和氏の璧に細工をする時間もある。恵文王は妄言だと怒るが確かに彼女の言う事にも一理ある。すぐに王后に故郷から持参した薬箱を持ってこいと命じる。王后は毒が怖くて解毒剤を飲んだことは認めた。残っていた解毒剤をすぐに芈月の元へ。女医が調べるとちょうど芈月が当たった毒に対応する解毒剤だった。いよいよ王后の容疑は強まり、恵文王は王后を監禁するよう命じた。
その頃、庸芮は中行期を厳しく取り調べていた。中行期は和氏の璧は張儀から譲り受けたと答える。王后が嫁いでくる時の持参品の一つだったものを張儀がこっそりネコババしたのだと。なぜ今更売却しようと思うだろうかと問うと、張儀は今回の戦が負けると考えさっさと他国へ逃げようとしている、その資金作りだろうと答えた。
* * * * *
うまいっ。魏夫人はおいしい所もってくな!
芈姝は踏んだり蹴ったりで気の毒だけど、物語としておもしろい。
0コメント