2017/9/27記
楚国の至宝・和氏の璧が巡り巡って咸陽にあるという噂。張儀はかつて楚宰相の元にいた時この宝を盗んだとの冤罪をかけられ殺されかけたのだが、その忌まわしき宝を見てみたいと芈月に買い取ってもらうよう頼む。孟昭氏は王后に和氏の璧の存在を伝え、この宝を取り戻し故国へ送るのが楚人の道義だと吹き込む。かくして宝を所持する商人の元には王后と芈月からそれぞれ買い付けたいとの連絡が。
和氏の璧を商人に持ち込んだのは実は中行期であった。中行期は自分の言う通りにすれば莫大な財を築けると商人に言う。庸芮はこの所城下で気になる動きを見せる中行期の後を付け動向を見張る。
王后は芈月が競り相手だと知り自分に対して引き下がらないことに腹を立て何としてでも競り落とせと小姓に命じる。一方芈月は張儀から請け負って金銭も預かっている以上引けない。とうとう各小姓らが奪い合いの喧嘩を始めたので恵文王が半額ずつ出し合って買えと命じた。
和氏の璧は頑丈で精巧な木箱に鍵らしきもので固定して収められている。ぜひ手に取って眺めてみたいのだが箱から取り出せないようになっている。恵文王は箱から取り出したものに褒美を与えると言う。
王后は巷の知識人や職人をかき集めて箱を調べさせるが取り出せない。一方の芈月は箱の機関の謎を解くため墨子や荘子、山海経を読み漁る。
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戦争はどうなった?後宮は平和だなぁ・・・。
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