2017/9/26記
芈月の出産後、後宮の勢力図は微妙に変わりつつあった。元来独立派だった唐夫人と衛良人は芈月と仲良くなり、魏夫人はひそかに孟昭氏を取り込み復活の機会を窺い、王后は新たに妊娠した付き人の景氏を立てて王の関心を引こうとしていた。
玳瑁がいなくなりわがままな蕩公子が手に負えず王后はいらいらする日々。芈月は夏の暑さをしのぐ紫蘇湯を作って王后に贈るが、芈月が帰った後すぐに紫蘇湯を棄てるよう命じる。昔から与える側だった自分が今や芈月から施しを受ける立場…彼女のプライドは確実に傷ついていってたのだ。
軍議にて。函谷関へ調兵に行って来た樗里子は東連合軍が一気に来られたらひとたまりもないだろうと心配するが、張儀は合縦はうわべだけで実際に兵は集まらないと分析。むしろこちらから打って出て最初の一軍を蹴散らしてしまえば各国怖気づいて瓦解すると説く。油断ならないのは北の義渠の動きだ。恵文王は華公子と張儀を義渠へ使いに出す。
義渠では翟驪が美しい妃を迎え宴が開かれていた。しかし彼は未だ芈月の事が忘れられないでいた。
王の天幕には先に魏国の使者が訪れていて、函谷関で開戦したら隙を見て秦へ攻め込んでほしいと暗に示す。そこへ秦国の使者が訪れたとの報せ。張儀は魏使者や翟驪の前で五か国合縦など簡単に吹き飛ばして見せると啖呵を切って魏使者を怒らせる。中原の情勢を知った翟驪は、この戦に乗じて秦へ侵攻し芈月を力づくで手に入れようと考える。
妃嬪の中でも地位が最低の孟昭氏は、巷で策士と評判らしい中行期の元を訪れ協力を要請。だが彼は実は公孫衍のスパイなのだった。
* * * * *
いや翟驪をもっと有効活用してくれなきゃやだよ!?オオカミ少年も何かあるんだよね??
0コメント