「龍族的后裔」第十九集、第二十集

「龍族的后裔」第十九集、第二十集『石姓 大義滅親』

衛国公子・州吁は謀反を図ったとして実兄である衛桓公に追放された。16年後、州吁は恨みを晴らすため密かに帰国。かつての部下である禁軍長の姫厚と共謀し桓公の誕生日に暗殺計画を立てる。その話を偶然聞いてしまった姫厚の妻・端氏は夫がクーデターを企てていると知り青ざめる。

州吁は大夫の宋存仁を脅迫して自身の帰国を勧めさせた。桓公は宋存仁の説得もあり、また実の弟を追い出したの負い目に感じていたため帰国を認めた。次に州吁は宮正(宦官の侍従長)に近づき、誕生会で剣舞を披露できるよう計らえと逼る。着々と暗殺の準備は進められていった。


端氏は悶々としながら日々を送っていたがいよいよ桓公の誕生日の前夜となり、やはり夫を止めなければと義父である国相・公孫碏に真実を伝えた。公孫碏は逆上しすぐに宮殿へと向かう。

宮殿では誕生会が始まっていた。演目は進み、そして木剣を持った美女たちが出て来た。華麗な舞が始まったが美女はその木剣に見せかけた鋭利な真剣を突然投げつけた。剣はまっすぐ桓公の胸に突き刺さり桓公は声を挙げる間もなく息絶えた。公孫碏が駆け付けた時には場は騒然となっていた。暗殺者の美女らは殺され、息子の姫厚が宋存仁を口封じのために殺している所だった。

かくしてクーデターは成功し州吁は衛国公の地位を簒奪した。


州吁は君主となっても朝臣らが素直に従わない事にいら立ちを隠せない。姫厚は周天子に面会すれば周天子が姫厚を衛公として認めることになり、そうすれば朝臣らも従わざるを得ないだろうと提案する。周天子と面会するためにはまず周王家と親しい陳国の助力を借りよう。州吁はその案に納得するも、実は公孫碏の陰謀ではないかと疑り、姫厚に幼い息子の駘仲を陳国へ同行するよう命じた。公孫碏は孫を大層可愛がっているというからこれは人質だ。

陳侯と面会した州吁だが突然兵士らに取り囲まれた。実は公孫碏が既に陳侯に手紙を出し州吁と姫厚が桓公を殺した反逆者だと伝えていたのだ。州吁はその場で殺され姫厚は捕らえられ駘仲は無事保護された。


陳国は姫厚の処遇を公孫碏に問うてきた。君主謀殺はどう考えても死を免れない大罪だ。駘仲は祖父にどうか父を助けてほしいと泣いて頼む、公孫碏も理屈では分かっていても我が子を己の手で殺すのは耐えられなかった。だが苦渋の決断の末、姫厚を処刑するよう陳国へ手紙を出した。

公孫碏ら朝臣らは桓公の弟・晋を新君主に迎えた。世に言う衛宣公である。


幾年かが経ち、駘仲も立派に成人した。だが公孫碏は未だに実の子を殺した罪悪感に苛まれ姫厚が助けてくれと手を伸ばす夢ばかり見た。ため息をつくその様子を見た駘仲は姓を公孫碏の字である石に変えたいと言う。姓を変えることで思い出したくない過去と決別しようという意味だ。公孫碏は孫の気遣いに感謝し以後石姓を名乗らせた。

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最初から誰が主人公なのかよくわからない展開だったが公孫碏だったのか。

見た目に個性的な役者が多い話だった。

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