「龍族的后裔」第十五集

「龍族的后裔」第十五集『滑姓 胸懐家国(上)』

商王朝を倒し周王朝を建てた姫発(武王)はその三年後崩御し、息子の姫誦、のちの成王が後を継いだ。成王はまだ幼かったため周公・姫旦が摂政となったがそれを不満に思った管叔・姫鮮は商紂王の息子である武庚を扇動しクーデターを図る。周公が臨終の際の武王の遺言を偽って摂政の座を簒奪したのだと言いふらした。

兄が流言を吹いて旧王族と図ってクーデターを企てていると知った周公は憤慨するが、武王から民を巻き込むような戦事を起こさないようにと遺言されていたため躊躇する。だが今事を仕損じれば却って戦乱の世に戻ってしまうと太公・姜子牙や召公・姫奭に後押しされついに討伐のための兵を出すことを決めた。


周公の八男・伯爵は、兵を出して管叔を力づくで抑え込めば人々はやはり周公が噂通り摂政の座を力づくで奪ったと思いかねないと戦に反対するが、父はもう決めた事だと突っぱねる。伯爵は師匠である太公にも相談に行くが、師匠もまた話し合いで片付く相手ではないと説く。それでも納得できない伯爵に、太公は周公の弟の蔡叔・姫度にならまだ話が通じるかもしれないと言って伯爵を蔡国へ送り出した。


蔡国へやって来た伯爵は叔父への面会を申し込むが蔡叔は忙しいからといって会ってくれない。

蔡叔の元には兄・管叔からクーデター参加の要請が来ていたが彼はまだ決断できずにいた。そこへ弟の霍叔・姫処がやってきた。道中で単騎で行く伯爵の姿を見かけていた霍叔は周公や太公が何か謀を巡らしてるのではないかと疑る。蔡叔もしばらく伯爵とは面会せずに様子を見ることにした。

ちっとも面会してくれない叔父にしびれを切らした伯爵は太公から聞いていた庭園の抜け道を発見したが、人の気配がしたためすぐに立ち去った。

翌日は王宮の門の前へ行くと、叔父が会ってくれなければ帰らないと居座った。甥っ子の強情さを見た霍叔はとりあえず会ってみてはと折れる。単に遊びに来ただけかもしれないし、一人で来てるのだからいざ戦となった時にも人質に取れる。蔡叔は気が進まなかったが、伯爵が門の外で待ち続けて熱中症になり倒れてしまったため、仕方なく面会することにした。

* * * * *  

補足:姫昌(周文王)の息子たち…次男・姫発(周武王)、三男・姫鮮(管叔)、四男・姫旦(周公)、五男・姫度(蔡叔)、八男・姫処(霍叔)。


この見た目にも端役っぽい伯爵が主人公なのか?彼が滑姓の祖となるのか。

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000