「龍族的后裔」第三集、第四集

「龍族的后裔」第三集、第四集『張姓 天賜良弓』

神農氏と軒轅氏が蚩尤を南へ追いやった後、中原はしばらく平安であったが、未だ狩猟生活を送る北方民族が彼らの食糧を奪いに襲ってくるようになった。

軒轅氏の子孫であるとある部族の長・揮は戦に敗け多くの民を失った。敵を倒せる強い武器が欲しい…。この時代の武器といえば青銅の剣だが希少であり、彼らが使うのはもっぱら木や石で作った棍棒や槍、斧だった。揮は近接攻撃では人数の少ないこちらが不利で、何か一気に遠くの敵を倒す方法はないかと考えていた。


敵が集落に向かってきているとの報せ。揮はすぐに皆を山上へと避難させる。山ではかろうじて水源を見つけたが食糧がない。揮は蜘蛛が巣を張っているのを見てひらめいた。木の皮を剥ぎ細く割いて撚り縄を作り、それを格子に並べて結んで行った。そうしてできた網を使って川へ下り、魚を沢山獲ることに成功した。皆は木の枝に魚を刺して焙り焼きにして食べた。揮はふと魚を刺している木の枝を見て、この枝が敵にうまく刺されば武器になるのではないかと考えた。しかし木の枝を投げるなら石を投げた方が威力は高いだろう。


揮らが川で魚を獲って食いつないでいると知った敵が川に見張りを置くようになったため魚を獲りにいけなくなった。食糧はもってあと5日…。揮は夜空の星を見て新しい武器をひらめく。木の枝を火で熱して曲げ、木の皮で作った丈夫な縄を結び付けた。その弓で木の枝をつがえ放つと木の枝はいとも簡単に獣の皮を貫通した。揮はすぐにこの新しい弓という武器を沢山作らせた。張というのはこの弓を作る者の事である。

弓の要はその弦であった。木の皮で作った縄はすぐ切れてしまう。牛皮が丈夫で良かったのだが山にいる彼らに手に入れる術はない。大巫祝が囮になって敵を騙し牛皮のベルトと青銅武器を奪う事に成功したが彼女は捕らえられてしまった。 

敵は大巫祝を連れて山へ攻めてきたが、揮らは弓と投げ網で戦う。見た事もない武器・弓矢の威力を目の当たりにした敵の首領は負けを認め大巫祝を解放し撤退していった。

揮の部族は弓のおかげで救われた。揮は弓を持つ者に張の姓を名乗らせた。

* * * * *

弓って狩猟時代の発明品かと思ったら農耕以後の発明品だったのか…と素直に勉強になった。網も。

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