「龍族的后裔」第一集、第二集『姜姓 千古神農』
人々が狩猟生活から農耕生活へと移行し始めた頃。農耕を広め病を治す薬草を発見した神農氏(氏は部族のこと)の長・炎帝は、暴力で人々を制圧し略奪を繰り返す蛮族の長・蚩尤を倒すため軒轅氏の長・黄帝と同盟を組む。
神農氏の大巫祝(神の声を聞く占い師で部族になくてはならない存在であった)は戦を回避するため蚩尤に話し合いに行くが、蚩尤に話など通じず捕えられた。大巫祝はひそかに人を使って炎帝に記号を刻んだ 玉璧(占いに使用する美しい石でできた飾り)を送り無事であること、そして蚩尤が戦に備え兵器を改造していることを知らせた。
大巫祝が玉璧を使って連絡を取っていると知った蚩尤は、自分たちの偽の動向を玉璧に刻んで炎帝に送った。だが炎帝はそれが嘘だと見抜き 逆にそれを利用して第一陣を打ち破った。
炎帝は自分達神農氏がまず蚩尤と戦って彼を疲弊させるので、軒轅氏がとどめをさしてほしいと黄帝に申し出る。
炎帝は襲って来た蚩尤に敗走するふりをして故郷の九隅におびき寄せようと図った。蚩尤は神農氏を追うか軒轅氏と戦うか迷い大巫祝に占えと逼るが、大巫祝は自分は神農の巫女なので蚩尤を占う事はできないと言う。蚩尤は自ら野草を使って占おうとする。右手で摘んだ草と左手で摘んだ草、右手の草に天の意思が降りれば神農氏を、左手の草なら軒轅氏を追おう。その様子を見ていた大巫祝は草で占うなら草の生命の源となる水がなければ正しく占う事はできないと言う。蚩尤はそれもそうだと草を川の水につけた。すると右手の草がまっすぐに伸びた。これは神の意思だと蚩尤は神農氏を追撃することにした。
神農氏と蚩尤の戦いは三年続き互いに多くの犠牲者が出た。蚩尤の軍勢が充分疲弊した頃合いを見図って力を温存していた黄帝の軍勢が取り囲む。そうしてついに蚩尤の軍勢を倒した。
捕らえられた蚩尤は炎帝と黄帝の前に引き出された。蚩尤は負けを認めるが、そもそも九隅へ神農氏を追撃に行ったのが敗因であり、大巫祝に騙されたのだと彼女を罵る。大巫祝は確かにあの時、蚩尤が右手に摘んだ草が単子葉類で左手に摘んだ草が双子葉類だと見て水に浸けると単子葉類の葉がまっすぐ伸びることを知って言ったのだと白状するが、しかし右手に単子葉類の草を摘んだこと自体が天の意思であったのだと突きつけた。
こうして炎帝は中国統一を果たした最初の人物となった。炎帝と黄帝はこの後中国大陸で繁栄する漢民族の始祖とされる。
炎帝は姜水(※河川の名前)に居を構え姜姓を名乗った。姜姓は炎帝の子孫なのである。
* * * * *
無駄に格好良い蚩尤w
バラエティの再現ドラマレベルかと思ってたら意外としっかり作られてるし、この古き良き時代劇テイスト大好きだぁ!もうキャスティングの古くささがツボ。絵に描いたような、とはこの事。いやでも蚩尤が無駄に格好良い。
0コメント