「白夜追凶」第二十二集

「白夜追凶」第二十二集

関宏峰(に扮した宏宇)は董乾が自殺ではなく誰かに陥れられ、あるいは恨まれ殺されたのではないかとにらむ。遺留品に指紋が全くついていなかったりあの高級ワインの行方が未だに分からないのもある。

周巡は残された指紋から警察関係者を除くために宏峰に指紋のサンプルをとらせてくれと朱肉を差し出す。宏宇は意を決し右手の指紋を捺印する。周巡は指紋を趙茜に調べさせるが特に問題はないとの回答だった。


周舒桐は関宏峰がどこからどう見ても優秀な刑事にしか見えず、周巡がいつまでも彼を疑って見張らせるのは結局自分の父・劉長永との権力争いのためなのではないかと直接周巡に告げた。周巡は彼女がそんな事を考えていたとはと驚く。舒桐は宏峰(に扮した宏宇)にも周巡に命じられて見張っていた事を明かす。宏宇はそれは上官の命令だから従うのは当然の事で気にしてないと答える。が、数日前に彼女を撒くために酔ったふりをして口説いたのを彼女が真に受けてしまい好意を持たれていることに気づいてしまい頭を抱える。


弟と交替した宏峰は弟が集めて来た証拠を元に、江州警察に董乾が何者かに忙殺された可能性を提示する。容疑者として浮上したのは董乾宅へ最初に行った時にすれ違った水道工を名乗る男だった。

まだ日が暮れるには早い時間だが宏峰は弟に交替するよう言う。これはお前が解決に導いた事件だ、犯人逮捕にはお前が行け、と。

 * * * * * 

 おや、初めてといっていいほど珍しいコメディシーンが。

5分頃から。董乾が本当に自殺かどうか検証するために関宏宇は同じ木にロープを張ってぶら下がってみることに。

「関センセイ、危ないですよ。誰か呼んできた方がいいんじゃないですか。」

「いいや、縄の中に両手を入れてれば首が締まることはない、大丈夫だ。もしヤバくなったらすぐ止める。安心しろ。」

「万が一縄を外せなかったらどうするの。」

「上策はお前がおれの足を抱えて上へ持ち上げるんだ、分かったか。中策は電話で助けを求めてからおれの足を抱えて持ち上げる。当然おれの生存率は下がるけどな。」

「じゃあ下策は?」

「下策?下策はおれの動画を撮って、おれが董乾が自殺かどうかを調べるため命がけの実験をしてるから見に来いって隊のやつらを呼びに行くことだ。」

「ふーん。」

宏宇がロープに首をかけてぶら下がると周舒桐は動画を撮り始めた。

「おいっ!おまっなんで最初っから下策を取るんだよっ!」

「え?」


中国人(中国文化)は何でも三つ挙げるのが好きで、上策、中策、下策は通常は一番賢い方法、普通の方法、頭悪い方法という意味だけど、舒桐は単に一つ目の方法、二つ目の方法、三つ目の方法というように全て同じレベルと考えたようだ。天然ボケキャラな彼女らしい選択でもある。

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