「天盛長歌」第五十五集(大結局上編)

彭沛は寧霁が寧弈と結託し帝位略奪を図ったと突きつけ剣を抜き迫るが、背後から飛んできた矢に射抜かれ倒れた。矢を放ったのは、左右に淳于猛と姚揚宇を伴った辛子硯だった。聖旨に逆らう気か!魏王は遺書を見せつける。淳于猛と姚揚宇は魏王の兵と戦い寧霁を助け出す。辛子硯は先日皇帝から直接、遺書を破棄し寧霁を後継者とすると言いつかったことを告げるが、魏王はそんなものは証拠もなく誰も信じないと吼える。

その時、宮殿の扉が開き寧弈と趙淵が出て来た。趙淵は皇帝が身罷り、寧弈にその位を譲ったと宣告する。皆は跪き、寧霁も率先して六兄に従いますと拝礼する。国泥棒め!魏王は遺書をつきつけ罵るが、寧弈はこの件は徹底究明することを誓うと宣言した。


皇帝に即位した寧弈はすぐに火鳳帮と寧斎を徹底的に調べろと寧澄と顧衍に命じる。寧弈は辛子硯に朝廷の要職についてほしいと言うが、彼はまだこの後継者争いは終わったわけではなく自分が役に立てることは何もないので辞職するつもりだと答える。

火鳳帮に寧澄が率いる金羽衛が迫る。孫弘は隠し持っていた小刀で寧澄を刺そうとするが躱されその剣を胸に受ける。その現場を駆け付けた鳳知微が目撃してしまう。鳳知微は孫弘に駆け寄るが、孫弘は自らの手で寧世征を殺すことができず寧弈が自分たちを逃がすはずがない、こうなることは分かっていたと言い残し息絶える。


金獅国から新帝即位を祝う使節団が来る。赫連錚は明日使節団と共に帰国することに。

その夜、寧弈は橋の上で鳳知微に会った。明日金獅へ戻らず残ってほしいと言う寧弈に鳳知微はあなた達親子は勝手すぎると憤る。おれはお前の望むものなんでも与えてやる、そう言う寧弈に憐れむような視線を向け、鳳知微は無言で立ち去って行った。


帰路へ就く金獅使節団の行く手に金羽衛が立ちふさがる。火鳳帮が使節団に紛れ逃れようとしていることを月冷がわざと寧澄に知らせたのだ。使節団に紛れていた火鳳帮が一斉に立ち上がり金羽衛に襲い掛かる。赫連錚は鳳知微を連れ山へ避難する。

報せを聞いて駆け付けた寧弈は鳳知微を探す。赫連錚は鳳知微に奴はもう以前の奴とは違うと言い聞かせる。寧弈は出てこなければ容赦しない、お前もお前の周囲の人間の安全も保障しないと叫んでいる。鳳知微は自分を囮にして火鳳帮を逃がしてほしいと赫連錚に頼む。

鳳知微は赫連錚の手を振り切って寧弈の前に姿を現した。その後ろをついてくる赫連錚がゆっくりと弩を鳳知微に向けて構えるのに気付いた寧弈はすぐさま弓を放つ。矢はまっすぐ赫連錚の左胸に吸い込まれて行き赫連錚は倒れ山の斜面を転がり落ちて行った。鳳知微は悲鳴を上げてその後を追いかける。だが赫連錚はすでに息絶えていた。「寧弈お前は赫連錚まで殺した!狂ってる!!」鳳知微は寧弈に吠え掛かる。

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 若干強引ではあるけど、うん。アリかな。

Chaoyang's Ownd

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