鳳知微を追って赫連錚は楚王の軍営にやってきたが楚王は鳳知微は来ていないと言う。金羽衛副指揮使が自ら迎えに来ているのだ、いないではすまされない。寧弈は副指揮使をこちらへ遣るよう命じる。
秋明纓と血浮屠の現リーダーである宗宸（※身代わり）を捕らえた今、鳳皓を殺せば事件は終わりだと辛子硯は申し出るが、魏王はまだ鳳知微が残っており、鳳皓と宗宸を囮にして鳳知微や血浮屠の残党をおびき出し殲滅すべきだと提じる。辛子硯はその案では哀帝の遺児を取り逃がしていたという恥をさらすことになり、またこれに乗じて叛乱を企てる者に利用される恐れがあると反対する。皇帝は鳳皓と血浮屠の残党らに天盛皇帝に従属するという誓いを立てるよう秋明纓に説得させろと辛子硯に命じた。
金羽衛副指揮使から秋明纓が捕まっていると聞いた寧弈は鳳知微が母を助けに都へ戻ったと確信する。寧澄の反対も聞かずに全軍撤退し都へ戻る。楚王軍が突然撤退し常忠信は罠ではないかと疑るが常森に兵を集め後を 追うよう命じる。
（この間になにやらあったらしく楚王軍が常軍を追い詰めているようだ）
寧弈は常忠信に投降をうながす手紙をよこすが、常忠信は投降などしないと使者を殺して返した。寧弈は常忠信の軍営に夜襲をかける。そして自ら 常忠信の首を取った。
辛子硯は秋明纓を説得するが秋明纓は自分と鳳皓の二人が死ねば済む話だと拒む。
そこへ魏王が宗宸（※身代わり）を連行してきてこいつを知っているだろうと迫る。秋明纓は彼が宗宸の手下の一人と気づいたが知らないと答える。と、突然宗宸は暴れ出し辛子硯の首に鎖をかけ人質にとった。だが魏王は辛子硯を見殺しにして取り押さえようとする。宗宸は人質が効果がないとみて衛兵に突っ込んでいくが刺殺された。解放された辛子硯に魏王は申し訳なかったと軽く謝り出て行った。
彼は手段のためには人の命をどうとも思わないのか…茫然とする辛子硯に秋明纓は、自分たちが生きていることで周りの人々が死んでいく、だから私達は死ぬしかないのだと告げる。
帝都へ向かう鳳知微の目前に黒装束らを率いる宗宸が現れた。そして宗宸から弟が哀帝の遺児であることを聞かされる。そして宗宸が血浮屠であることも…。
宗宸は秋明纓から鳳知微を安全な場所へと逃がすよう命じられたといい彼女の前に立ちはだかるが、鳳知微は行く手を阻むならここで死ぬと懐刀を首に当てる。宗宸は引き下がるしかなかった。
皇帝は牢へ。その前に秋明纓が引き出されて来る。秋明纓は皇帝を国を乗っ取った逆賊だと罵る。その隣に鳳皓が引き出されて来た。彼は皇帝を前に必死に死にたくない死にたくないと命乞いをする。皇帝はこんな奴に国を任せて国民が幸せになれたと思うのかと秋明纓に突きつける。
やっと都へたどり着いた鳳知微にしかし皇帝は面会を拒む。だが鳳知微は強引に宮殿へ入り皇帝の前に現れた。無断で宮殿に入ることは大罪だとわかっていると鳳知微は平伏する。その彼女に皇帝は、ならば哀帝の遺児を20年にも渡って匿い育てて来た者はどういう罪かと問いかける。鳳知微は哀帝の遺児などというのはまた噂にすぎないのだろうと訴えるが、皇帝は辛子硯に説明してやれと促す。証拠が揃っているのだと諭すように言う辛子硯を鳳知微は睨みつける…。
遅れて都に到着した寧弈は常忠信の首を手に宮殿へ。
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寧斎、善人顔で不幸な境遇だったからずっと応援してたのに今回ばかりは同情できん。それはアカン…。
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