「猟毒人」第四十集

呂云鵬は朱逸凡の助手をすることに。朱教授が閉じ込められているラボへ行くときれいな青色の結晶がある。云鵬がその純度を測定してみると90%以上だ。さすがだと思わず歓声を挙げるが、朱教授はこれはブルーアイスでもなんでもないと言ってその結晶をゴミ箱に放り込んだ。


その日の仕事を終えたところで楚莹に呼び出された。行くと父のコートを新しく作るので云鵬にも一着作ってあげると言う。職人が云鵬のサイズを測っていると江伊楠がやって来た。楚莹は言い繕うように、父のついでに彼のコートを作ってあげるのであなたが生地を選んだらと勧めるが、伊楠は忙しいからといってすぐ戻って行った。

云鵬は生地を選んで礼を言って帰る。外では伊楠が待っていた。そして改めて、楚莹を甘くみてはいけない、彼女を誘惑しようなんて馬鹿な考えはやめるようにと説く。これ以上勝手な行動をとるなら無理やりにでも明山へ帰らせると。しかし云鵬は自分には自分の考えがあるといって聞かない。「このバカ!」伊楠は思わず大声を上げる。その姿を楚莹が窓から見ていた…。

馬鹿な考えだとはわかっていた、どれだけ危険かももちろんわかっていた、しかし自分が選べる方法は他にないのだ。麻薬産業という悪を目の前にして自分が人として人間らしい誇りを持って生きていくためにはこうせずにはいられないのだ。これはすでに仇討ではない。云鵬は死んだ兄の姿を思い浮かべる。兄も同じ気持ちでいたのだろう、人類のための正義を成すために…。


云鵬は呉新河に連絡しブルーアイスの研究室へ入ることができたと報告する。しかしまだブルーアイスは完成していない。新河は完成したブルーアイスの作り方を入手することが呂夢瑶らを返す条件だと突き放す。

李玫はまた以前のような精神不安定な状態が続き夢瑶は心配する。だが実は李玫は一刻も早くここから脱出するために頭を巡らしているのだった。

ある夜、李玫は娘に自分が病気のふりをしていること、そして呉新河が親切なようでいて自分たちをこのホテルに閉じ込めているのだと説く。そしてこの数日で密かに逃げるルートを調べたのでなんとかして脱出して中国大使館へ逃げ込み助けを求めなさいと地図を手に握らせる。そこへ新河が戻ってきて李玫はまた無表情に病気のふりをする。夢瑶は母の言葉がにわかに信じられなかったが地図をポケットにしまった。


江伊楠は楚莹に頼んで会社の財務報告書をチェックさせてもらう。と、報告書の中に呂云飛の名(偽名のことか?)を見つけた。この取引先の何易という人物がもしかしたら協力者かもしれない。


翌日、呂夢瑶はショッピングに出るふりをして母の地図通りにホテルを出ようとしたが、出口で警備員の男に銃を向けられ硬直する。呉新河がやってきた。夢瑶は誕生日ケーキに立てるろうそくがなかったのでケーキ店で買ってこようとしただけだと答える。確かにホテルの向かいにはケーキ店があるのだ。新河は驚かせてすまなかったと彼女を抱きしめる。


しかし新河も叔父の呉雄に呼び出され今すぐブルーアイスを手に入れろと脅迫されていた。新河は李玫が暴れて警備員に取り押さえられた時の監視カメラの映像を呂云鵬に送りつけ、すぐにブルーアイスの製法を入手しなければ状況は悪くなるだろうと告げる。

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呉秀波、今までセリフなかったけどセリフあるとやっぱこの人は凄いな。かっけーな!

Chaoyang's Ownd

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