「猟毒人」第三十八集

険悪ムードの徐麗(江伊楠)と王鵬(呂云鵬)に楚天南が訳を訊くと徐麗は明山でパゴダを釈放させた時の報酬を王鵬が独り占めしたと言う。王鵬は分ける時間がなかっただけで、それにパゴダが連絡させてくれなかったからと釈明し、察した楚天南はパゴダを救った金なのだから自分が立て替えてやろうと言う。400万元を明日きっちり支払うので、それで君のここでの仕事は終わりだ、と。だが楚莹が徐麗を自分の護衛として置いて欲しいと頼み込み、楚天南は仕方なく折れる。


楚天南は自室に娘を呼ぶ。敏登のクーデターの際に二人を殺したというのは本当かと問われた楚莹はうなづく。楚門会の仕事に関わる気はなかったけどただ家族を守りたかったのだと。楚天南は徐麗を解雇しようとしたのは、彼女と王鵬が元恋人同士で王鵬がパゴダの手下だからだと話す。義理の息子とて信用してはならない、敵の手足となる者を側に置いてはならないからだ。

楚天南はもしお前が父の手助けをしたいと思うのなら、敏登が担当していた事業の監査をしてくれと言い、楚莹はうなづく。


呂云鵬は江伊楠の部屋へ。楚天南から完全に睨まれていると神経過敏になっている伊楠は云鵬に今すぐここから離れるよう急かす、その彼女を云鵬は抱きしめる。大丈夫だ、俺達が元恋人だということは楚門中が知ってる、金の話が片付いたのなら会いに来ても不思議はないだろう。伊楠はようやく落ち着きを取り戻す。

二人は互いに情報を交換する。研究所にいる助手の乍莱は呂云飛の協力者の一人だった。メイドの阿香も協力者の可能性がある。それからアンディという暗号解読のスペシャリストが来ていること。おそらく呂云飛が得た楚門会の犯罪の証拠が記された情報を解析している。云鵬は楚莹と兄がおそらく恋人以上の関係であった可能性を話すと、伊楠もそうかもしれないと思っていたと言う。あとは明山警察の孫末が連絡人として緬川へ来ているはず、早い所彼に会わなければ。


呂云鵬と江伊楠は別々に出発して孫末と落ち合う。孫末は任務中止時あるいは任務完了後に撤退する段取りを説明し、魏海がテレビ電話で状況を説明する。乍莱が当時呂云飛が何か財務報告書のようなものを持っていてとても重要なものだと言ってたと証言する。云飛は楚門会の誰かの汚職の証拠を握っていたのかもしれない。

帰り際に呂云鵬は孫末のブラウンのコートを見てちょっと貸してほしいと言う。


呂夢瑶は最近母の様子がおかしいことに不安を抱く。また病気が再発したのではないかと。実は李玫はホテルのカジノをぶらついていた時に見てしまったのだ、隣の部屋で男が金づちで殴られているところを。紹介された呉新河の叔父もいかつい顔でまるでヤクザだった、ここは危険なのでは…。

李玫は今晩明山へ帰ると言い出す。彼女の異変にピンと来た呉新河はもしかして何か見たんですかと問う。李玫の脳裏にカジノで見た光景が蘇る…「云飛に電話しなきゃ、暁峰はどこ!?」李玫はまた以前のような発作を起こした。


呂云鵬が研究所に戻ると王玉江が待ち構えていた。云鵬にある原料を取りに行けと言う。提颯がしていた仕事だから今はお前がやるんだ、と。

云鵬は王玉江の部下の阿異が運転する車に乗せられ随分と遠くまで来た。行く手で検問をしている。云鵬は言われた通り通行証を見せる。と、お前は中国人かと訊かれたのでそうだと答えた。

 * * * * * 

あー楚莹が呂云鵬に惚れるんじゃなくて、云鵬が惚れさせるのかぁ。楚莹はもっとしたたかなキャラかと思ってたら案外かわいそうな役だな…。

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