「猟毒人」第三十四集

呉新河は朱逸凡を守るため銃をもつ兵士を引き連れたままカフェの席に着く。店内には何人もの客がおり平然とランチをほおばっている。新河は周囲にじっと目を凝らし耳を澄ます。そして懐の銃を確認する。

次の瞬間、客が立ち上がり次々と発砲する。と同時に新河らも朱逸凡を机の下に隠し応戦。外では王玉江が率いる兵士が次々と到着し両者激しく打ち合う銃撃戦となった。

呉新河は敵からマシンガンを奪って応戦するが王玉江の兵の攻撃が激しく一歩も動けない。その隙に朱逸凡を連れ去られてしまった。


楚天南の前に連れてこられた朱逸凡は、もう研究の第一線から退いて永く覚せい剤の合成法など忘れてしまったと訴える。楚天南は穏やかな笑みを浮かべ、呉氏商会にも狙われているだろうあなたの妻子は我々が24時間見守っているから安心してほしい、と監視カメラのリアルタイム動画を見せる。すでに人質に取られているのだ…朱逸凡は観念して合成法をただ教えるだけで家族を解放してくれるならと承諾する。


朱逸凡を奪われた呉新河は叔父の前に出て頭を下げる。呉雄はちょっとした失敗は誰にでもあるといい新河の肩を叩く。だが重要なのは失敗の大きさではなく、失敗によって失う信頼なのだと話す。お前の失敗はすなわちわしの失敗、お前に朱逸凡を連れて来いと命じたわしの任命責任だ…二度目はないぞ!!


呂云鵬は街の静かなカフェでようやく江伊楠と再会した。伊楠は感動で言葉が出ない。云鵬は手短に近況を話す。パゴダと敏登の争いはひとまず落ち着いている、俺は一人殺した、助手の乍莱という男が俺の正体が李東でないことを知っている、だが奴はその後動きを見せず自分の正体はばれていない。

伊楠は一刻も早く魏海に連絡し無事に帰国できるよう計らうと言うが、云鵬は帰らないときっぱり言う。楚門会の核心部分に近づいているこのチャンスを逃す気はないし、君一人をこの危険な場所に残していく理由はないと。

ちょうどその時伊楠のスマホに魏海から連絡が。伊楠の顔が凍り付く。あの呉新河が実は呉氏商会・呉雄の甥で、呂夢瑶と李玫を連れて緬川へ行ったと…。

云鵬は急ぎカフェを出る。が、妙に視線が気になる。と、一人の少年がやって来て「王鵬って人に渡してって言われた」と携帯電話を差し出す。するとベルがなった。「やあおじさん、本当に連絡がつくとは思わなかったなぁ!」声の主は間違いなく呉新河であった。新河は夢瑶に代わり、夢瑶は緬川観光を楽しんでいると嬉しそうに話す。

新河は夢瑶とお義母さんのお世話は僕に任せてくださいと言い、そしてこちらの要求は楚門会が作ろうとしている"ブルーアイス"だと囁く。間もなくブルーアイスの合成に詳しい朱教授が楚門会にやってくるはずだ、彼の動向をその携帯を使って僕に報せるんだ…。


翌日、研究室に突然二人の白衣の男がやってきて無言で云鵬の実験ノートを 眺める。乍莱が彼は楚門会の研究部門の部長の提颯だと言う。提颯は研究がまったく進んでいないと指摘しこれから毎日進展をチェックすると言う。窓から向かいの別の研究室へ壮年の白衣の男性が入っていくのが見えた。あれが朱教授か…。その視線に気づいた提颯は勝手に他の研究室に入るような真似は絶対するなと釘をさして戻って行った。


敏登は、提颯に金を渡して朱逸凡の作るブルーアイスを入手させろと部下に命じる。ブルーアイスさえ手に入れればスカイ2など無用だ。これは先にブルーアイスを手に入れた者の勝ちだ…!


楚天南はアメリカから暗号解読の専門家アンディを招聘した。呂云飛が残したUSBに入っている内容を解析するためだ。この中の情報は楚門会の生死に関わることも含むだろう、そして奴に関わった者も判明する…USBを託された王玉江は裏切り者は全て抹殺しますと誓う。


楚莹の信頼を得た江伊楠はある日ボクササイズの相手を頼まれる。楚莹は自信満々に殴り掛かるが伊楠は軽々と躱し楚莹を抑え込む。再度挑戦するがまたもや躱され投げ飛ばされた。楚莹は軽いデジャヴを覚える、この技は呂云飛と同じ…?

 * * * * * 

銃撃戦とカーチェイスのシーン凄い、カメラワークも格好良い!テレビドラマとは思えない迫力。タイの田舎で思いっきりできたんだろうなぁ。こんなの都会じゃCG使わんと到底ムリだし。

Chaoyang's Ownd

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