「猟毒人」第十五集

呂云飛が最後に緬川に入って二日目に、急に彼から仰山から撤退するよう報せが来た。その話を聞いて魏海ははたと気づく。そういえば以前緬川へ出張し仰山でとある人物(云飛?)に会うよう命じられたが、渋滞に巻き込まれて遅れ、結局その人物とは会えなかったのだ。あの時すでに危険が差し迫っていたのだ…。


江伊楠は趙局長に、もう呂夢瑶に父親の事を知らせた方がいいと提言する。辛い思いをさせることになるが、このまま騙し続けることはもっと残酷なのではないか。趙局長は、呂夢瑶が濱江に戻り伊楠も戻って来てから落ち着いて彼女に説明しようと答える。


魏海がいらいらして趙文娜を捕まえに行こうとするのを伊楠は止める。私達警察は仇討をするのが目的ではない、文娜を捕まえる罪状があるというのか。しかし魏海は自分があの時遅れたために呂云飛が逃げ遅れて殺されたのではと思うとやりきれない。伊楠は云飛がいつも「自分ができる限りのことをしたならそれでいい」と言っていたと慰める。


サソリがブツを早く処分したいと考えているなら必ず王鵬こと呂云鵬に接触してくるはずだ。ここはじっくり腰を据えて相手の動きを見る事にしようと魏海は提案する。サソリは慎重な奴だ、取引の前にまず王鵬の身辺を探るだろう。呂云鵬には三か月前に逮捕した麻薬仲介人の李東の経歴を教え王鵬の正体としてなりすまさせよう。李東は業界では愛人を通して売買していたことが解っている。なりすますためには愛人役が必要だ。江伊楠はその役に志願する。


呂云鵬は独自の計画である化学薬品を合成していたが、突然魏海がやって来て慌てて器具を片付ける。魏海はサソリとの取引に備えて李東になりすませと資料を置いていく。そして愛人役として江伊楠が来ると伝える。そんなことをされたら計画が進まないと云鵬は猛反対し、やるなら別の経歴を持ってこいと言うが、魏海はそんな簡単に使える密売人のデータが見つかると思うなと吐き捨てて出ていった。


ユーレイの元に楚門会副会長"パゴダ"がやってきた。サソリはどこにいる?問われたユーレイは自分が知ってるわけがないと笑う。会長からサソリを殺るよう指令が出ていると言ってパゴダは帰っていった。パゴダが帰ったのを確認して二階からそっとサソリが降りてきた。ユーレイは会長のブツを掠めたのはさすがにやりすぎで俺にもどうしようもないと告げる。サソリは膝をついて、ブツの収益の殆どを渡すので助けてほしいと頭を下げる。そして王鵬という男が取引相手の候補で今調べている最中だと話す。ユーレイは今は焦って動いてはならない時期だと言う。


ユーレイは王鵬の身辺を調べ、彼の正体が三か月前に明山へやってきた麻薬商の李東だと知る。王鵬が偽名だと知ってサソリは騙されてたと怒るが、しかし考えてみれば正体を隠し取引するのはこの業界に通じているということでもある。ならば早い所取引をしようと言うサソリをユーレイは止める。噂では李東の取引は愛人を通じて行うらしい、だが文娜の前にその愛人は一度も姿を現したことがないではないか、ここはもう少しじっくり調べる必要がある…。


警察が用意したマンションへ移った呂云鵬と江伊楠。部屋中にマイクが仕掛けられ四六時中監視されることになった。

マンションの前に不審な黒い車がつけられる。サソリの手下が様子を窺いに来たようだ。愛人の存在を仄めかすために魏海は云鵬と伊楠に二人で出かけるよう指示する。云鵬と伊楠はタクシーに乗るが黒い車が尾行してきている。しばらくすると黒い車はUターンし戻って行った。

黒い車はマンションに戻って来た。男たちが下りて来て、云鵬の部屋へ侵入し調べている様子。そして云鵬の元には文娜から電話がかかってきた、今晩会おうと。こんなに直ぐ連絡が来るとは、やはりサソリは焦っているようだ…。

 * * * * * 

ユーレイ(老鬼)、この人キャラ濃いいなぁ、嫌いじゃない。つか好きw

見れば「大秦帝国之縦横」の靳尚役の人。あっちではあんまり活躍はしなかったけど、ワルい顔してて適役じゃない?

Chaoyang's Ownd

主にメモ書きです。 アメブロ→https://ameblo.jp/somethinglong/

0コメント

  • 1000 / 1000