「猟毒人」第十三集

警察の捜査でサソリが逃亡直前にメッセージのやりとりをしていたことが判明。差出人はユーレイとなっており、「金三角がお前を始末に行くぞ、早くしろ」という文面。どうやらサソリから足がつくのを恐れた裏社会が彼を口封じのため抹殺しようとしていたようだ、それをユーレイがいち早く報せたらしい。警察隊の動きがたまたまかち合ったのかそれとも利用されたのか…。ともかく手掛かりはやはり趙文娜しかいない。


呂云鵬はクラブを訪れ文娜の姿を探す。すると彼女がいた。近づこうとする云鵬の腕を掴む者が。やはり文娜を追っていた江伊楠だった。サソリのことで彼女は警戒してるはずだから焦らないで。そう言われた云鵬は彼女の部下の男を貸してくれと言う。

云鵬は席に着きホステスを呼んでおおいに飲み騒ぐ。わざと趙毅に文娜の席の近くを歩かせて目を引かせ、そして伊楠の部下の男といかにも何か取引をしたような仕草を見せつける。

案の定、文娜は云鵬の席へやってきた。そして私の"凄いお友達"とも取引してみない?とコンパクトを渡す。ファンデーションの下にクスリの小袋が入れてあった。だが云鵬は「取引は相手と直に対面して行うのが俺の流儀なんだ」とコンパクトを返す。文娜は都合をつけて"お友達"と会わせると約束する。


呉新河と呂夢瑶は明山へやってきた。呉新河が豪華なホテルをとってくれたがひと部屋しかとれなかったといって、自分はリビングのソファで寝るので夢瑶はベッドを使ってくれと言う。優しくて紳士な新河に夢瑶の心はときめく。 翌朝件の医院へ行くが、医者はやはり本人の脈を診ないと真に合う薬は処方できないがなんとか予測してやってみようと言ってくれた。夢瑶は喜ぶ。彼女らを物陰から観察する目があった、それはサソリだ…。


濱江の同僚から呂夢瑶が呉新河と一緒に明山へ行ったと連絡があり江伊楠は仰天する。夢瑶に電話をかけても出ない。明山中のホテルの宿泊客のデータを調べてやっと見つけ出した。すぐにホテルに電話するが二人は朝早くでかけてしまったという。二人はひとつの部屋に泊まったらしい…伊楠は目を剥くが、呉新河を調べると大手商社の息子で海外の大学を卒業し経歴は申し分ない、玉の輿じゃないと陳童は笑う。

と、呂云鵬が趙文娜とクラブで会う約束をしていると連絡が。魏海らは急行する。


呂云鵬は文娜に会う前に銀行へ。そして車に乗り込もうとするその姿を呂夢瑶が目撃した!「叔父さん?叔父さーん!」駆け寄るが云鵬は気付かず車を発進させる。夢瑶は呉新河の車で追ってもらう。

呂云鵬と趙毅はクラブの個室で文娜に会う。文娜はまず金があるかを見せてもらわなければ"お友達"には会わせられない決まりになっていると言う。云鵬は通帳の写しを見せるが、文娜は現金でないと無理だと言う。と、云鵬は信用しないのはそっちの勝手、この話はナシだと言って出て行く。文娜は慌てて追いかける。部屋を出てきたその時、彼を追ってやってきた呂夢瑶と対面した…。

クラブを張っていた魏海らは監視カメラの映像で呂云鵬と呂夢瑶が鉢合わせしたのを見る。今ここで云鵬の正体がばれれば夢瑶も危険に晒される…!陳童が魏海の制止も聞かず急行する。

夢瑶…車にはねられ頭から血を流し微動だにしなくなった姪…彼女が無事で生きて目の前に立っていた、だがなぜ明山に?隣にいる男は?視線を察した呉新河は彼女の友達ですと手を差し出すが云鵬は新河を殴りつける。「友達!?夢瑶を明山にまで連れ出すような奴が友達だと!?」怒る云鵬に対し夢瑶も激高して「あんたにそんなことを言う資格はない!」と突きつける。この半年間孤独で母の看病を続けてきた、その間あんたはどこにいたっていうの!そこへ陳童がやってきて「アタシの王鵬にからんでんじゃないよこの小娘!」と夢瑶を制止する。陳童の姿に云鵬も我に返る。陳童が適当に場をあしらい夢瑶と新河は出ていく。その後を追うように云鵬も去っていった。わけがわからない…残された趙毅は茫然として頭を抱える。


呂云鵬は江伊楠に怒りをぶつける。お前らは殉死した職員の家族の安全を必ず守ると言っていたな!24時間見守ると!これはどういう事だ!?伊楠は夢瑶の行動が予想外の事で対応が遅れたと謝るが云鵬の怒りは収まらない。夢瑶にはやはりあなたが必要なのだから一緒に濱江へ帰るべきだと伊楠は訴える。まずはあなたが彼女らを捨てて行ったわけではない、その誤解を解くべきだと。誤解を解く?どう説明するって言うんだ?云鵬は突きつける。それは彼女に父親が殉職したという事実を告げることに他ならないからだ。「俺は一生恨まれてかまわない、俺は暁峰を守れなかった、その責任があるからだ!許してほしいなど思わない、俺が望むのはサソリの死だけだ、奴が死ななければ姪や兄嫁はずっと危険に晒され続けるんだ!」そう言って立ち去って行った。

 * * * * * 

 王鵬から素の呂云鵬に戻った時のこの表情がよいなぁ。突き刺さる。

Chaoyang's Ownd

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