街中の廃墟の前で白骨死体が発見された。遺体はおそらく公安麻薬取締局が三か月も行方を追っていた呂云鵬。白骨化しているため本人確認はDNA鑑定を待つことに。濱江の麻薬取締局に所属する江伊楠は白骨死体が呂云鵬の可能性があると知らされすぐに現場へと向かった。
三か月前、雲南明山の空港に呂云飛の姿があった。そして彼の周囲には麻薬密売組織・楚門会の手下らが散らばり密かに見張っている。呂云飛は搭乗する前に弟の呂云鵬宛てに小包で送った。
楚門会のライバルである呉氏商会は楚門会が呂云飛を付け狙っていることを知り、呂云飛が持つ"業界を一変させるブツ"が何なのかを調べさせる。
呂云鵬は化学者で濱江の生物化学研究所所長だった。その日は甥っ子の暁峰の誕生日で仕事も早く切り上げ暁峰を連れて誕生会会場のホテルへ向かう。その姿を呉氏商会の男らが離れた所から見ていた。云鵬が去ったのを見届けると男らは研究所へ侵入し、呂云飛が空港から弟宛てに送ったブツを探す。そこへ云飛の妻・李玫が娘の夢瑶を連れてやってきたため男らは撤退する。李玫は云鵬らを迎えに来たのだが研究所は留守で彼らはすでにホテルへ向かったと知る。ちょうどその時云鵬宛てに小包が届いたため受け取った。それは云飛からで、中にはブランドの腕時計が入っていた。
ホテルに呂云鵬、李玫、呂暁峰、呂夢瑶の四人が揃う。だが呂云飛はまだ来ない。彼の秘書の徐麗がやって来て、云飛から飛行機が遅れていると連絡があったと言う。李玫は今日一日中電話しても出なかったのに秘書の電話は取ったのかと皮肉を言う。彼女は夫と徐麗が浮気しているのはないかと勘ぐっているのだ。徐麗は気まずそうに出ていく。云鵬は心配して後を追うと彼女は泣いていた。云鵬は本当に兄の事を愛しているなら自分は味方すると言うが、徐麗はそういう事じゃないと答える。実はホテルに着いたその時に彼の上司から連絡があったのだ、"紫壇"が亡くなった、と…。
部屋に戻り結局云飛抜きで暁峰の誕生日を祝う。云鵬はその場で徐麗に花束を贈り告白するが徐麗は受け流すだけだった。
場はお開きとなり李玫はさっさと帰ってしまった。徐麗は子供たちを送って行こうとするがなぜか云鵬が自分が送っていくと譲らない。云鵬は子供たちを乗せて車を走らせ、徐麗はその後を付いて行くが、云鵬は急に猛スピードを出して徐麗の車を撒いてしまった。
云鵬がやってきたのはひと気のない工事中の道路だ。そこで用意していた打ち上げ花火を取り出す。子供たちへのサプライズプレゼントだ。打ち上がる花火が見えた徐麗は急ぎ応援を呼んで現場へと向かう。
云鵬の特製の色とりどりの花火に子供たちは大喜びする。が、突然一台の車が猛スピードでやってきて夢瑶を跳ねた。さらに降りてきた黒服の男らが銃を撃ち放す。云鵬は咄嗟に暁峰をかばって脇の林へと駆け上る。そこへ徐麗やパトカーがやってきて激しい銃撃戦に。黒服の男は車に乗って逃走した。車にはねられた夢瑶は頭から血を流して微動だにしない。そして暁峰は胸に銃弾を受け大量出血している。一体何が起こったのか…云鵬は茫然とする。
警察署に連れてこられた呂云鵬。奴らは一体何者なんだ?問うが徐麗は押し黙っている。君は一体何者なんだ?なぜ銃を持って応戦を…君は僕たちが襲われることを知っていたのか?
そこへ現れたのは濱江市公安局の局長・趙書青。趙局長は驚愕の事実を云鵬に告げる。実は呂云飛は国際麻薬捜査官だった。暁峰こと江伊楠もまた捜査官の一人であり、云飛の家族を守るため配属されていたのだ。そして数時間前に、云飛は敵に正体がばれて抹殺されてしまったのだ…。
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これ初回は二度見んといかん。見直すとナルホドって伏線がぼろぼろ出て来る!
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