荀彧はもはやお役に立てることはないと言い去って行った。曹操は次々と身近な人間が自分に反して離れていくことに苛立ちそして茫然とするのだった。
ほどなくして曹丕がやって来た。先ほど荀彧が自殺したとの報せ…。これはわしへの復讐なのか!?曹操は激しい頭痛に襲われ倒れる。
実は伏完の手紙は司馬懿が書かせたものだった。クーデターを察知した司馬懿は伏完に楊彪と荀彧に宛てた手紙を書かせた。もし伏完が死んだらこの手紙をわざと発見させるのだ、曹操はきっと楊彪と荀彧を殺すだろう、彼らは故郷での人望も高いので反曹操の感情が高まろう!
その企みを告げられた劉平は殴りかかる。だが司馬懿は、曹操の身近な配下は全て荀彧が紹介した者ばかりなので彼を消せば曹操は味方を多く失うことになり結果的には漢皇室にとっていいではないかと嘲笑する。
荀彧の葬儀の帰り道、劉平から負けを突きつけられた曹操はまた激しい頭痛に見舞われ倒れた。残された時間はあまり長くないのかもしれない…。
曹操は鄴城へ行く前に曹節を皇后にすることで皇室と協力していこうと伝えさせる。曹節は参内し、そもそもは自分が郭嘉の袋を開けてしまったことが原因で皇后も亡くなる結果となってしまったと自らを責める。そして自分を愛してくれなくてもいい、父と陛下が協力することで二度と争いが起こらないようにしたいだけだと訴える。
そうして劉平は婚姻を受け入れ曹節は皇后に封じられた。
司馬懿は山中の庵を訪れる。そこには、死んだはずの伏寿が静かに暮らしていた。実は司馬懿は劉平から仮死の薬を手渡されていた。皇后に飲ませたのは毒ではなくその仮死の薬だったのだ。
曹操は魏公となり鄴城へ向かった。司馬懿も曹丕の参謀として付いて行った。
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えーーーっそんなアホな。ここまでドラマティックに盛りあげといてそんなオチ!?
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